学部で自然言語処理の研究ができる大学

有給消化。先週から、基本的に火曜日から木曜日に出勤予定。先週はインフルエンザで想定外のダウンに見舞われてしまったが……(いま松本研ではインフルエンザが大流行のようだが、あっという間に……修論提出のあとで本当によかった。最終発表がまだだけど。)

伏見区役所で印鑑証明と住民票を取得する。これであとは土曜日に東京に行けば手続き完了。公印の押された源泉徴収票の原本が必要だそうで、忘れないようにしないと。(コピーでいいなら書類は基本的に全部 ScanSnap でスキャンしてあるので、いくらでもプリントできるのだけど)

車を東京に持っていくかどうかで悩んでいる。立川であれば持っていくつもりで、三鷹だと自転車でも十分なので、要らないかと思っていたのだが、武蔵境だと微妙に車があったほうがいいような気もするのである。そうこうしていると、たまたまこの日記の読者の方からメールがあり、3月以降住もうと思っているあたりにお住まいで、しかも実は自分の4月以降の職場の近くに通勤されているそうで、朝の通勤時の様子をいろいろと教えてくださって、大変助かる。

公開できる範囲で自分の状況を説明すると、このようにいろいろと教えてくださることがあるので、とてもありがたい。自分も「これがよかった」「これは失敗した」というような情報をできるだけ公開しておきたいが、他にも似たような境遇の人がいたらできるかぎり自分の持っている情報を出したいので、万相談事があれば気軽にメールしてくれると嬉しい。

熱心な学部3年生から、春休みに自然言語処理の研究に必要な基礎勉強をしておきたい、とメールをもらう。NAISTの受験生だと合格してから、つまり学部4年の8-9月にそういうメールをもらうのだが、学部から自然言語処理の研究ができる大学だと、スタートできるのがもう少し早くなるのだな。東京では自然言語処理の研究ができる大学がどんどん減っているのではあるが……。

自分としては、早くから専門に特化する必要はないと考えているし、自然言語処理総合格闘技のようなところがあるので、むしろいろんな自然言語処理以外の知識を身につけておいたほうがいいと思っている。もちろん、自然言語処理を一生研究する必要もないので、ものすごく突っ込んで自然言語処理の研究をやってみて、自然言語処理以外の分野に転身する人もどんどん出てきてほしい。そうやって関連領域がどんどんつながっていくとよいと思うし、情報系 (特に人工知能関係) はそこまで分化する必要のない分野なので、もっと広がりが出るといいな。

(2013-07-22 追記) この記事を書いたときはまだ書けなかったが、2013年4月に首都大学東京に自然言語処理の研究室を開いたので、大学・大学院で自然言語処理を学びたい・研究したい人は、ご検討いただければ幸いである。ちなみに、上で問い合わせをくれた学生は、4月から無事自分の研究室に配属され、意欲的に研究をしている :-)