看護大学教員の朝は早い

朝6時40分に起き (昨日より30分早い。ちなみに明日はさらに30分早くなるらしい)、すでに起きて出勤準備をしていた妻のために朝ご飯を作って一緒に食べる。こういう時間を使わないと、なかなか平日一緒にいられる時間がないのだ。見送ったあと15分二度寝してしまったが……。

午前中、学生数によってもし移動しなければならなくなったときのために、仕事の合間に職場の専門書を少しずつ裁断とスキャン。1日10冊が目標だが、片手間にやると2時間くらいかかる。文庫や新書と違い、いい紙だし、糊を気にせずばっさり切れるので、詰まらないためスキャンは楽。研究室でいま本棚を3つ使っているのだが、今月中に2つに減らせるかな。本以外でかさばるのはパーツやらなにやらなのだが、適宜処分したほうがいいんだろうな……。

午後、関東は強風ですごいことになっていたようだが、奈良も多少吹き荒れる。といっても雨が降ったのは一時的で、風が強い。

夕方まで合間を縫って査読。最近勉強会と査読と査読のため以外でほとんど論文が読めていなかったのだが、少しずつ論文を読む時間が出てきそう。(行き帰りの電車の時間もあるし。いまのところ、この日記を書く時間になっているが……。来年度以降、電車の中でこの日記を書く時間を削れば、有効活用できるようになりそう。)

夜、誤用タグ付けミーティング。いろいろ問題点が分かってくるのだが、どのレベルまで直すか、どの単位でタグをつけるか、誤りの根拠をどうつけるか、複合的な誤りをどうするか、このあたりが焦点かな。

自分などは言語処理側の人間なので、機械的にタグ付け・統計処理できそうな仕様があれこれ思い浮かぶのだが、やはりプロの日本語教員の方々からすると、このタグは「みんなの日本語 1」(日本語教育デファクトの教科書だそうだ) のこの単元が習得できていない誤りを見られるようにしたい、というように、ラベルの体系が現場の要求に基づいているのでおもしろい。

みんなの日本語 初級I 本冊

みんなの日本語 初級I 本冊

とはいえ必ずしもその単位 (つけ方) と処理しやすい単位が一致しているとも限らないので、すり合わせて行くところが我々の腕の見せ所。

帰るころには強風も止んでいて、電車は乱れていたものの、無事帰り着く。各停が急行より先に京都に先着する時刻表だったので、各停でのんびり帰る。途中から乗ってきた女子学生たちが「誰それさんの心マかっこよかった〜」「シンマって何?」「心臓マッサージのこと」というようなやり取りをしていて、なんだか妻はこういう学生たちを相手に教えているのかと思ったり。真面目そうだけど、今時だな〜。