解けそうな問題と解けなさそうな問題を分ける

朝から通勤電車に乗るはめになり、疲労度が上がる。近鉄だと通勤時間帯でも人と人が密着しないので、そこまで不快ではないのである。今近鉄だから片道1時間15分の通勤も耐えられているのであろう。(それでも帰宅すると疲労困憊しているが……)

今日はNL研の2日目。共著で[twitter:@keiskS]くんが発表。月曜日の発表練習のときよりだいぶ変わっていて、分かりやすくなっていてよかった。あとはここでいただいたコメントを踏まえて実験をやり直し、国際会議に投稿、というステップかな。

お昼は10人ほどで連れ立って駅前の中華料理屋さんへ。学生食堂という感じで、安くておいしいが、ボリュームも学生サイズで、アラサーにはちょっと多かったかもしれない。

招待講演は宮尾さんによる東大ロボ (人工知能で東大入試を突破する10年計画のプロジェクト) の話。実はちゃんとこの話を聞くのは初めてだったので、おもしろかった。さすが宮尾さん、いろいろ問題の分析と実例が豊富で、楽しい。「楽しさを共有してほしい」とおっしゃっていたのが印象的である。なんで入試なんだ、空中崩壊するのではないか、など不安 (不満?) 点を探せばいろいろと出てくるのだろうが、入試問題を解くようなのって東大生は割と好きなタイプの作業なので、意外と成果は出たりするのでは、と思ったりしている。「構文解析の研究ではなかなか一般人に分かってもらえないが、こういうプロジェクトだと分かってもらえる」というぼやき (?) も分かるわぁ……。

休み時間を挟んで学生奨励賞の発表。京大河原研の [twitter:@caesar_wanya] さん、東北大乾研の[twitter:@_kazeto] さん、そして NAIST からは松本研の katsuhiko-h くん。おめでとう! 音声言語処理と自然言語処理の研究会の合同なのだが、やっぱり自然言語処理のほうが発表件数も多いかな?(情報処理学会の研究会だからかもしれないが……) ともあれ、けっこう学生セッションも発表者が増えてきて、盛況であった。言語処理学会年次大会と違い、シングルセッションなので、全部の発表を聞くことができるのもよいと思う。7月のNL研は北海道開催らしいが、北海道はまだ行ったことがないので、一度行ってみたいなぁ。

帰り、渋谷でオープンしたばかりのヒカリエに行くも、体調が悪くなり新幹線を早めて帰宅。のぞみN700は人が多いので、あえてN700でないのぞみにしたのだが、それでも人が多い。自宅に着くころにはへろへろで、ご飯を食べてそのまま寝てしまった……。