演習問題にこそ重要なことが書いてあったりする

午前3時まで来週の読書会の読み合わせの準備をして、朝9時に起きたら信じがたいくらいの疲労感。楳図かずおの漫画に出てきそうな顔になっていたと思う。本当に大丈夫だろうか、自分。

11時から3人で読み合わせ。アルゴリズムの導出が厳しかったり、(英語は平易で詰まるところはほぼないのだが) 言っていることがよく分からなかったり。2時間半ひたすら練習問題を解いたり本文をあーでもないこーでもないと議論したり。M1 のとき毎週土曜日に SICP

Structure and Interpretation of Computer Programs (MIT Electrical Engineering and Computer Science)

Structure and Interpretation of Computer Programs (MIT Electrical Engineering and Computer Science)

の勉強会を開催して、全部の演習問題を (Scheme で) 解いたのを思い出した。予備校に入るまでは教科書も参考書も演習問題なんて解いたことはなかったのだが、浪人して (特に数学や英語なんかは) 問題を解かないとできるようにならない、ということに気がつき、それからはできるだけ問題を解く (つまり自分で手を動かし、考え、なにか出力する) ことにしている。こういう本って演習問題を解いてようやく本文で言っていることが分かったりするので、けっこうしんどいが、やってみるとそれなりに充実感もあり、楽しくなってくるが、命の危険を感じる。

10月まで研究費は7割までしか使えない、との通知を受けたが、なんとかなりそうだったので、先週 Mac mini を注文。木曜日届いたので、4年前に購入した Mac Pro (ash) から Mac mini (oak) への移行、昨日帰り際に仕掛けておいたら今朝には終わっていた。Lion (Mac OS X 10.7) へのアップグレード完了。Time Machine も引き継げるし、ソフトウェア的には気になるところはないなぁ。(ライセンス認証を再度しないといけないくらいか)

ハードウェア的には Mac mini、軽くて薄い……。スクロールの向きが逆になって違和感が、という声もあったが、そもそも自分はトラックボールなので、どちら向きに回そうがあまり違和感はなかった。そうそう、30インチシネマディスプレイに映すには Dual Link mini DVI ケーブルが必要だったので、貸していたのを返してもらったり。

午後は3時からひたすらメールの返事。大学の助教の仕事がどういうものか分からない方がほとんどだと思うが、たとえば今日は NLP 若手の会関係の仕事や広報誌の原稿、ゲストハウスの予約や企業の研究助成金の説明会のアレンジ、研究費申請書のコメントや研究計画書の添削、国際会議の投稿論文のための実験データの発掘や原稿へのコメント、ワークショップの論文の査読のチェック、壊れつつあるサーバの HDD と本の発注、夏の勉強会の名札の受け取りとコピーミス (落丁) の処理、明日からアメリカに旅立つ@syou6162さんから論文を紹介してもらって少し議論したり、などなど。気がついたら9時。夏以降の研究について何人かと話をしようかと思っていたのだが、全然時間が取れない。来週以降も昼間は全部ブロックされるので、ちょっと強引にでも時間を作らないとなぁ〜