実験も工夫をすればオンライン

朝はオンラインで実験運営委員会。今年はもう情報科学科の学部教務委員ではないのだが、オンライン授業対応等やらないといけない(決めないといけない)ことが目白押しなのである。講義は原則として全部オンラインでやるとして、演習と実験が全部オンラインでできるかが懸念点だったものの、検討の結果演習や実験についてもオンラインで行けるのでオンラインでやりましょう、という話でまとまる。講義も前期は全部オンライン、と決めてくれればよいと思うのだが、今のところ途中から対面授業に切り替わる可能性がある(期末試験のように、オンラインで実施しにくいものは仕方ないとして)。

午前中は論文紹介。以下の論文が面白かった。

  • Nikita Kitaev and Dan Klein. Tetra-Tagging: Word-Synchronous Parsing with Linear-Time Inference. arXiv 2019.

終端記号に対する予測と非終端記号に対する予測を分けているが、1回なめれば解析できるという話。あまり構文解析の研究をしていないせいか、他に類似する研究があるのかどうかよく分かっていないのだが、もう少し時間があれば自分でもしっかりサーベイしてみたいものである。ページ数が本文6ページということは AI 系の国際会議に投稿されたものだろうか(その後通っていないようだが、何が問題で落とされているのか識者の意見を聞きたい)。あとやはり論文紹介はリモートでやる方が直接聞くより聴きやすいので、普通にキャンパスに来られるようになっても Google Meet でやるようにしてもよいかもしれない。

午後は研究会。Google Hangouts Meet 改め Google Meet と Google Docs を併用するスタイル。Google Docs だと音声認識も日本語・英語両方できるし、Google Docs をもっと活用したほうがいいのかもしれない、と思ったりする(同じ部屋だとできないけど、リモートならでは)。

夕方はオフィスアワーを2件。今年は学振に申請する人が5人いるので、研究計画について話を聞いたり。評価書をたくさん書かないといけないので、早めに依頼を出してもらえるように念を押す。