海外に行くにしても時期が大切

最近朝起きると2枚かけて寝た布団が1枚になっているのだが、なぜなんだろう。おかげて昨日からお腹の調子が悪い。

NAIST 図書館で注文していた「外資系トップの仕事力II」を読んでみた。最近は帰宅してから本を読む気力がないので、昼休みの時間に少しずつ読んだりしている (夜ならおもしろくない本あるいは歯ごたえのある本でもだらだらと読めるのだが、昼だと午後に響くので、軽く楽しく読める本しか選択できないという欠点がある)。

この本、以前Iを読んでたいそうおもしろかったので期待して読んで、それなりに期待は満たされたが、なんだかお腹いっぱいになった感もある。なにより、登場する人のほとんどがボストンコンサルティンググループの経験者で、そういう人脈で頼んでインタビューをしたのだろうが、なんだかな〜と思うところ多々 (外資系のコンサルが好きな人にはいいのだろうけど)。

まあ、どの人も共通しているのは、学生あるいは新入社員時代には必ずしもやりたかったことができたわけでもないが、腹をくくって与えられた環境の中で泥のように働いて頭角をあらわした、ということである。腹をくくって働く、というのも、1年や2年ではなく、3年や5年だったりして、いまの自分からすると(任期が5年と言われたりするのもあるが)「そんなに長いの?!」と思わなくもないが、逆に言うと5年くらい覚悟を決めて打ち込むことも必要なのかなと思った。(大学院に来たとき、それまでふらふらしていたことを反省し、5年間は嫌でも飽きてもなんでも自然言語処理をやる、と覚悟して来たのを思い出した)

公私の区別をつけるため、土日はなるべく研究室には行かないようにしているのだが、論文の印刷のために助教室に来たら、@tomo_wbくんたち学生が勢揃い。熱心だな〜。インターンシップについて話したりする。

インターンシップはいい経験であることは間違いないのだが、みんながみんな行く必要はないし、特にDに行く予定の人は研究の仕方を身につけるまでは行かない方がいいんじゃないかな? 研究実習生で、実習終了後も面倒見てくれて論文を書ける、という場合ならいいのだけど、大学に戻ってきて研究が継続できないなら、1ヶ月インターンに行ってもあまり研究の経験にならないのだ。もちろん、企業の研究所の雰囲気は分かるだろうし、それが分かるのが1ヶ月のインターンシップの目的だろうから、それはそれでよいと思うが……。(行くなら2-3ヶ月行った方がよいが、M1のうちは授業もあるのでそんなに行けない)

Mで就職する人はM1の夏しか機会がないので行くのもよいだろうが、Dに行く人は合計5年あるわけで、M1をスキップしてもM2-D3まで4回夏があるので、あまり行き急がなくてもチャンスはある。特にDに上がる人はいちばん友人が多いのは同期がいる最初の2年間(あとは研究室内の先輩後輩ばかりになってしまう)だと思うので、その間は大学にいるというのもよい選択だと思う。