研究室の雰囲気は研究室に入らないと分からない

午前中は事務処理の鬼。本日が9月末日までに発生した前期の経費の会計書類の提出〆切なのである。半年に1回しか発生しないイベントとはいえ、書類の準備でこの2週間弱は毎日3時間くらい取られる。授業のない期間なのが幸いである……。

午後からは夏の成果報告会。10人全員やろうとしたのだが、時間がなさそうだったので半分だけやってもらう。インターンシップの報告あり、夏前のTODOがどうなったかの報告あり、盛りだくさんでおもしろかった。特にインターンシップに行った人たちはいい経験になったようで、来年もぜひみんなどこかに行ってきてもらいたいなと思っている(B4でみっちり研究してからM1で1ヶ月以上行くのが一番効果が高いが、開発系のインターンシップであれば配属された年の夏でも勉強になると思う)。

ちょっと気になったのは、割と計算機資源を使いそうなテーマの人が M1 に複数いるので、これはもう少しメモリを買い足したほうがいいのだろうか。新規の計算機を買った方がいいのかどうか、判断に迷うところである……。(修論に必要な、来年度でいいような気もするが。)

夕方は研究室インターンシップである。研究室インターンシップとは、研究室配属前の学部3年生に対し、どこかの研究室のイベントに参加してもらうことで、研究室の疑似体験をしてもらう、というものである。本気でうちの研究室の勉強会に全部参加すると厳しいと思われるので、今年は Structure and Interpretation of Computer Programs、いわゆる SICP を読んで問題を全部解く、という勉強会に参加してもらうことにした。学部3年生が読むくらいでちょうどいいと思うし(学部2年でもいいと思うけど)、研究室のメンバーも誰も読んだことがないらしいので、プログラミングとは何かを学ぶために企画したのである。(ちなみに去年は高村さんの「言語処理のための機械学習入門」を輪読する勉強会に参加してもらった)

本当は今日学部3年生に MacBook Air を貸与しようと考えていたのだが、発注が間に合わず、結局当人たちに何がほしいのかをアンケートし、発注。MacBook Air 11インチが1台、MacBook Air 13インチが1台、MacBook Pro 13 インチが1台、MacBook Pro 15 インチが1台である(全員きれいに分かれた)。研究室のメンバーの希望者には全員 MacBook AirMacBook Pro が行き渡るよう、追加で MacBook Pro 13 インチも2台発注。来年度外部から来る人は4人(修士3名・博士1名)なので、これで新年度はディスプレイ以外は買わなくていいかな。冬季入試で来る人がいるかもしれないので、1月まで20万円くらいは残しておく必要があるのだが……。

SCIP勉強会のキックオフミーティングのあと、ソフトドリンクとお菓子で軽く歓迎会。うちに来てくれた4人のうち2人は高専出身らしい。うちの学生がB3の人たちにGPA(成績)を聞いていて、みんな高くてびっくり。成績がいい人たちのグループがたまたま来たのか、あるいは全体的に成績のよい学年なのか分からないが、みんなしっかり勉強してるんだなぁ。(ちなみに研究室インターンシップと研究室配属は全く関係ないので、今回半年インターンをする彼らがうちの研究室に来るわけではないし、勧誘も全くしていない。一般的に研究室ってどういう雰囲気なの、というのが分かるといいかなと思う。)