言語教育勉強会から未踏ユースと言語処理学会

いろいろあって研究室で朝を迎えると masayu-a さんがいらっしゃる時間に……。むしろ最近は眠さより先に腰に来る。坐り続けるのは実に腰に厳しい。

今日は言語処理学会年次大会の原稿関係で忙しく、修士論文書いている人たちのお話は聞けず、申し訳ない。論文の余白を体裁に合わせて設定するには geometry.sty を使うとよいようだ。

久しぶりに論文書いて楽しかった (というかひさびさなのは研究者としてどうなのよ、という気はするが)。やっぱり論文書くのが好きなんだなと思った。

松本研M1の@seijik42くんが2010年度の未踏ユースに採択されたらしい。タイトルは「大規模データを用いた統計的日本語校正アプリケーション」。めでたい。

@nishioさんの未踏ユース現役生に贈る言葉は名文。未踏ユースの人でなくても学生は読むとよい。

松本研も10月から言語教育勉強会がリスタートして、言語教育も自然言語処理の一つの柱としたいと思っているので、こうやって言語教育勉強会から未踏ユースに採択される人が出るというのは嬉しい限りである。

彼のすごいところは行動が速いことで、採択されたら速攻で研究室にウェブページを作ったり(笑)、元々機械工学科出身だと言っていたのにものすごい勢いでプログラミングを身につけていったり、NAIST にいて楽しいなと思うのは、こういう異分野から来た人もすぐ混ざっていくところかな〜。

NAIST からは毎年未踏と未踏ユース合わせて1-2人は通るくらいの実力あると思うので、来年も未踏(ユース)の募集あったらNAISTのみなさん検討されるとよいと思う。通った人は応募した人、応募しないと通ることはない (もちろん、落ちる覚悟のある人じゃないと出せないけど、落ちたのもなにかのネタにするくらいでちょうどいい(笑))。応募書類の添削、あるいはプレゼンテーション練習にはつき合いますので!(練習は NAIST の人限定ですが、添削はメールでもOK!笑) 

ちなみに自分は2005年度に未踏ユースの共同開発者として参加していて、これまでは未踏ユースのクリエータは未踏に応募できたりとか、代表開発者でなく共同開発者なら OK とかいろいろ例外はあったのだが、2010年度からは、未踏ユースでも未踏でも、代表でも共同でも、とにかく過去に採択されたことのある人はもうだめよ、ということになったので、自分は応募することはできないのである (自分がするより学生が取ってくれる方が制度の趣旨としてふさわしいので、これでよいと思う)。

@tomo_wbくんは今年の言語処理学会年次大会の原稿、「大規模添削コーパスを用いた統計的機械翻訳手法による日本語誤り訂正」というタイトルなのだが、今日まで相当がんばって書いていたので、言語教育勉強会としてはこちらも続きが楽しみである。

未踏ユースみたいな開発系のプロジェクトにせよ、言語処理学会の年次大会のような研究系のプロジェクトにせよ、自分自身がどうこう、というのより、一緒にやっている人が他の人から評価されたり、おもしろい仕事ができるほうがずっと楽しいなぁ。