最後まで断念せずに書かせたい

朝起きて言語処理学会年次大会の原稿を添削。通勤時間を含め、朝に1-2件は見ないと、1週間で10件以上の添削が終わらないのである。

午前中はソーシャルメディア解析勉強会で、言語処理学会年次大会の原稿を確認したり。この原稿、分担者が多いので一人一人の書く量が少ないのは(書く側としては)楽だが、全員の原稿を取りまとめる役の人の負担が大きい気もするので、なんとか分けられないものだろうか。とりあえず LaTeX のソースは節ごとに分けるとして、GitHub でそれぞれ pull request で送るとかすればいいのだろうか?(まあ、そういうのも含めて、学生たちでベストな方法でやってもらう、ということでお任せしているが)

お昼は研究室公開である。1回につき最大10人まで見学でき、3回研究室公開することになっていて、学生が見学希望の日を申請するのだが、うちの研究室は毎回満員御礼。去年の人気はそうでもなかった(名前を書いたのは20人くらい、そのうち実際見学に来たのは10人ちょっと)ので、年によるのだと思うが、人気がある年は優秀な学生が来てくれる可能性が上がるので、割と楽しみ。

ただ、これは学生たちにも言ったのだが、成績(GPA)が高い学生は勉強が得意・研究できるというのは正しいが、成績が低い学生は研究できない、というのは正しくない(アルバイトにのめり込んでいたとか、座学の授業はやる気がないとか、いろんな理由で成績が低いことはありうる)ので、成績の如何にかかわらず、研究に興味のある人が来てくれればなぁ、と思っている。

午後は言語処理学会年次大会に出す組の進捗報告を聞いたあと、教授会。博士論文の季節なので、たっぷり3時間である。

夕方はメール処理と言語処理学会年次大会の原稿の添削。1件、ちょっと年明けまでには実験結果を出して原稿を書くのが無理そうなので、断念してもらう(1件は、学生の方から断念の申し入れがあった)。どのタイミングでタオルを投げるのがいいのかよく分からないのだが、年末年始を全部徹夜しないと間に合わないような場合、本人がしたくてするのは別にかまわないのだが、家族から見ると教員がそれを強制しているように見えるだろうし(教員サイドとしては、別に言語処理学会年次大会に投稿することは義務ではないので、強制するつもりはない)、自分も学生の進捗具合に応じてある程度やり取りをしないといけないので、自分が年末年始に割ける時間を考えると、これは無理、というラインを引かざるをえないのである……。