社会科見学 (5) 世界を目指す楽天とバイドゥ

今年の3月は「社会科見学」と題していろいろな企業を見学させてもらったが、今日は楽天技研を見学させてもらう。楽天六本木ヒルズにあるのかと思いきや、品川に移動していたようで、品川シーサイド駅というところで下りればいいのだが、どこから乗ればいいのか一瞬分からず品川まで行って大崎まで引き返したりしててんやわんや。

学生さんたち4人集合して社内を案内してもらい、ランチなど。楽天は朝食とランチが無料だそうで、何種類もご飯があるのだが、グリーンカレーを選んでみた。社内のメニューが全部英語になったと評判だったが、確かに日英併記。さすがにランチタイムまで英語が飛び交うものではないけど、女性社員が多く、かつ同じテーブルに男女坐ってとても仲よさそう〜。こんなに若い男女が仲睦まじく談話している会社初めて見た……(ちょっとうらやましい) 食堂にはサークルの紹介もあるのだが、ものすごい数のサークル(文化系のサークルもある)。フィットネスジムも本格的なものがあるし、体育会系のメンタリティな人には居心地よさそう。あと、今回ホストしてくださった研究員の方の奥さんが自分の妻と同じ研究室の所属だったことがあるらしく、意外なつながりにびっくり……

午後は研究所の活動内容の紹介と、こちらから研究内容紹介。楽天技研はかなり小さいチームだが、研究員の方々はみなさん鋭く、ちょっと聞いただけで本質を突いた質問が飛んでくるので緊張する(笑) ちょっと盛りだくさんにしてしまったせいか、当初の予定時間を1時間オーバーしても全然終わらない。修士の人たちの研究内容にも熱心にコメントやアドバイスをくださって、本当にありがたい。また今度ゆっくり来たいと思います〜

そうそう、楽天データ公開ページでは楽天の持っている全商品データ、レビューデータなどが公開される予定なので、stay tuned! らしい。これが使えるようになるとマイニングの人は研究やりやすくなるのではないかな。

さて、予定時刻を大幅に過ぎてしまって申し訳なかったが、@makimoto くんを訪ねてクックパッドへ。今回は彼が元気しているか見に行くだけだったので、行って目的が達成されたのですぐお暇する。一応オフィスの中も見せてもらったが、広い!(もちろん本格的なキッチンもある) 楽天に行った直後だったからそう感じるのかもしれないが……。社員さんも女性が多く、お腹が大きくゆったり動く人もいたり、ものすごい勢いでキーボードを叩くおねえさんもいたり、なんだか時間の流れがいろいろでおもしろかった。社員さんたちへのインタビュー読んでも、なんかこんな雰囲気だなぁと納得。とりあえず

注文してみた。今度読んでみよう。

夜はもう何回行っているのか分からないが、バイドゥ@mizuno_takaakiさんを訪ねて。いつも行くたびにオフィスの中がいろいろ変わっていておもしろい。ま、今日はいつも通りぶっちゃけた話をしに来た(笑)ので、学生さんたちに中国人と日本人とで物理的に離れて開発する難しさや楽しさを話してもらったり、自分は家族で働く難しさや楽しさを話してもらったり(笑) いつも大変参考になります〜。こうやってもっと海外で働く、海外と働く、というのはどういうことか、というのを情報系の学生も知り、どんどん外に出て行くといいと思う。若いうちは特に海外に行っても失うものもないしねー

と、楽天と海外で思い出したが、@niamさんは楽天技術研究所 New Yorkへインターンに行って参りますということで、楽天技研のNYで3ヶ月インターンしてくるらしい。すばらしい。みなさん世界に雄飛しましょう! 楽天もこうやって海外インターンをホストできるというのはとても日本のアカデミアに対する貢献がある。逆にアカデミアからこういうふうに太っ腹に協力してくれる企業の人たちに提供できるものってなんなんだろう。論文書いたりデータ作ったり、地道なところかな、やっぱり。

そうそう、大学院5年あったら3ヶ月x2回くらい外(=海外)に行くとよいと思う。M2 か D1 のときに1回目行けば、もう1回行きたくなったときに対応可能なので、おすすめ。自分も2年日本にいたら3ヶ月くらいはサバティカルがほしい。24ヶ月いて3-4ヶ月だと20%ルールですかな。サバティカルを使うためにはNAISTにいないといけないというのがむしろネックかもしれないが……(任期は5年です)