博士(工学)と NAIST 最優秀学生賞をいただきました

朝両親を車でピックアップしてから学位記授与式へ。9:15集合のところ、宿舎を紹介していたりしたら9:20になってしまい、あやうく間に合わないところだった。manab-ki くんなどは点呼に間に合わず、一人取り残されたりしていたが……(会場で合流できたが、すでに先頭から着席したあとだったので、30人くらいのリアロケーションが起こっていた(笑))

そして無事博士(工学)の学位をいただく。うーん、感慨深い。両親は2人並んで坐れる席がなかったらしく、2時間ずっと立ったままだったらしい。それは申し訳ないことをした。

さらに今回も最優秀学生賞(Best Student Award)にも選んでいただいたので、登壇してありがたく頂戴する。というか、3年前の修士のときも最優秀学生賞に選んでもらっていた(もっと言うと総代になっていた)のだが、あろうことか寝過ごしてしまったので、式場で受け取ることができたのは初めてである。最優秀学生賞をもらうのは両親には黙っていたので、サプライズのプレゼントになればよかったのだが(笑) 

結局修士と博士両方で先生方に最優秀学生と認めてくれて、期待に応えるだけの働きがなんとかできたのかなと思う(ちなみに最優秀学生は1人だけではなく、情報科学研究科だけでも修士3人博士3人選出されるのではあるが)。未踏に採択されてもスーパークリエータの称号が与えられるのが一部の開発者であるのと同じで、特待生に選ばれても最優秀学生になるとは限らない。入口だけではなく、出口でも評価してもらえたのはありがたいことだと思う(もっとも、手厚い支援をしていただいたおかげでコンスタントに成果を挙げられた、という側面もある)。特に特待生とその後の学内プロジェクトでお世話になった A さんに感謝。逆に言うと、今回一緒に最優秀学生になった yuu-t くんなんかは、修士のころから異様に研究に没頭していた(し、業績もたくさんあった)ので、彼がもらうのは至極順当だと思う。彼のような人がもっと NAIST に増えてくれると NAIST の馬力も二倍三倍になるのだろうなぁ。

学位記の授与とスピーチが終わると30分ほど演奏会。修士のときは(遅れて入ったのもあって……)「なんだかなー」と思っていたのだが、今回は前から2列目の席で間近に演奏する姿を見ることができて、非常によかった。演奏しながらみなさん「会話」しているようなのが、とても気持ちよい。子どもができたらなにか楽器を演奏できるようになってほしいな……と妄想したり(笑)

あとで教えてもらったのだが、自分の博士号は NAIST 開闢以来の連番が振ってあって、893番目の博士号らしい。「ヤクザ(893)だね」と言われたが、すぐ次に博士号をもらっていた yuu-t くんは894で「俺はハクシ(894)だよ」とのこと。悔しい……(笑) ちなみに自分の一つ前は manab-ki くん。こうしてみんなで卒業できてよかったぁー

昼は両親を駅まで送ってから、研究科の学位記手渡し会へ。午前中の学位記授与式、博士後期課程の学生は全員もらえるのだが、博士前期課程(修士)の学生は人数が多くて総代しかもらえないので、こうやって午後に回されるのである。自分は午前中に学位記はもらっていたのだが、最優秀学生賞をもらった人はスピーチをしてほしい、ということで、他の2人の博士後期課程の学生たちと一緒に修士の人たちに交じって参列。(冒頭の写真はスピーチのときの写真である)

午前中の卒業生の答辞が「みなさん感謝します」系の話だったのと、今回目の前にいるのはほぼ全員修士の卒業生だったのとで、自分は「みなさん感謝します」という話は一言だけにして、「みなさんの3年後はどうなっているか、この3年間どう過ごすべきか」というお話を少々。メッセージは「就職する人は、これからの3年間は人生の「モテ期」なので恋愛がんばりましょう、進学する人は、残念ですが研究に邁進して3年間がんばりましょう。自分のように学生結婚してこうやって賞をいただけることもあるので、遠距離恋愛でもいいのでプライベートを充実させると研究もがんばれます」というもの。こうやって書くともう少し練った方がよかったかなと思えてくるが、何回か笑い声が見られたので、きっと楽しんでもらえたことだろう(笑) 帰りのエレベーターで修士の方から「生駒日記の方ですよね、いつも読んでいます」と教えていただいたり、励みになる。

ちなみに「モテ期」というのは

モテキ (1) (イブニングKC)

モテキ (1) (イブニングKC)

の用語なのだが、ここで笑いが起きなかったということは、あまり読んでいる人がいないということか? (自分はこの漫画読んでいると痛々しくて息苦しくなってしまうのだが、ツボにはまる人はこの漫画を絶賛するので、NAIST でもピンと来る人は割合いるのではないかと思う)

夕方は研究室の追い出しコンパ(大和西大寺駅歩2分の魚源)。ちょっと狭く、お皿をひっくり返して粗相をする人が続出するというハプニングがあり、お別れ会だから、たくさんの人と喋りたい人もいるだろうし、もっと席の移動ができたほうがよかったのだけど、料理は悪くなかったし、お酒はかなりおいしいみたいだったし、幹事の @rytktur くんは就職活動中にここまで調整してくれてグッジョブ。あなたはエライ! 自分は事情があって車で行ったのだが、みなさん日本酒を飲んで上機嫌になっていたので、電車で行けばよかったかな、と少し後悔。しかしまだ部屋の掃除が完了していないので、今日はっちゃけるわけには行かないのだ……!(木曜日の午後には掃除が終わったかどうかの点検があるし、金曜日から東京に行くので再清掃を命じられると困るのである)