初めての学生たちを送り出す

朝5時に起きて1時間ほど国際会議の原稿にコメントを入れる。投稿する人が多いので、なかなか手が回っていないというのが現状である……。

土曜日だが出勤して午前中は学部生の学位記授与式。例年の情報通信システムコースの学位記授与式はほぼ学科長・コース幹事・学部教務委員の3人だけでやり、3人でも「3人もいるんですかねえ、2人でいいんじゃないですかねえ」なんて言っているくらいなのだが、今年は(新型コロナウイルス関係でイレギュラーであるせいもあるが)10人以上教員が集合していて壮観であった。

お昼は学部生の親御さんと電話による面談。現職に就いてから何回か親御さんとお会いしたりお電話したりしている(こちらからお願いすることも、先方からお願いされることもある)。ゴールは学生のためというのは共通しているので、(制度的に不可能なことは無理だが)可能な範囲でサポートできることをサポートしていきたい。

午後は研究室での卒業記念式。毎年学位記授与式の日に追いコンをしているのだが、今年はちょっと飲食を伴う会は難しそうだということで、先月末に追いコンのキャンセルを伝えていたのである。その代わり、出席を必須とせず、記念品の授与だけをして短時間で解散する式に切り替えた。今年の学部生は全員大学院に進学するので特に変わりはないが、今年の修士の学生は6人中5人が就職(1人が博士後期課程に進学)するので、5人の門出をお祝いできたのはよかった。送り出す在学生も、0人かと思ったら(B4 も含めてだが)10人くらいは来てくれたので、卒業する学生の言葉や送り出す学生の言葉も言ってもらうことができて、よい会だったと思う。みんな、卒業おめでとう。

夕方は博士前期課程(情報科学域)の学位記授与式。こちらも学部生の学位記授与式と同じスタイルだが、学部生が「情報通信」という学部再編前の単位であるのに対し、大学院生は「情報科学」という学部再編後の単位での初めての学生たちなので、教員も10人前後参加してみんなを送り出した(このねじれ現象は来年まで続く)。自分も午前中の学位記授与式は「学部教務委員」という立場で参加したが、こちらの学位記授与式は一情報科学域の教員としての参加である。

今年の卒業生は1期生ということで、学位も「修士(情報科学)」「修士(工学)」の選択制にしたら割とばらけた(1:2くらいだったか?)ので、興味深い。彼ら・彼女らが修士1年生のころは、修士2年生は旧組織の学生だったので、あちこちに旧組織の残骸が残っていたのだが、今年の修士1年生(2021年3月に修了する、2期生)からは完全に情報科学域になってからの学生なので、これ以降は少なくとも大学院に関しては今の環境でできるセカンドベストにはなっていると思う(完全なるベストになるのは情報科学科として入ってきた B1 の学生が M2 になってからのことなので、2024年以降に訪れる)。情報科学科・情報科学域を卒業する学生が少しずつ増えていくと、都立大のこの業界内での存在感もどんどん増していくのではないかなと思っている。他の大学と比べて都立大がどうだ、ということには自分はほとんど興味はないのだが、この環境でできるベストのことをできているか、ということには大いに関心があるので、今後も最善を尽くしていきたい。