サンフランシスコの長い夜

帰ってくるときどうも渋滞に巻き込まれたようで、本来8:30にはサンフランシスコに着いているはずなのだが、乗り込んだ場所で降ろしてもらったときはすでに10時近く。これは急がないと電車がないかも、と思いつつ急いで歩いていたら(中略)妻とはぐれる。

運の悪いことに彼女の唯一の連絡手段である iPhone の入ったバッグは自分が持っており、彼女の持っているバックパックはハイキング仕様で水とタオルとレインコート、あと小銭入れくらいしか入っていなかったので、2時間くらい全く連絡が取れなくなる。

どうもやはり Powell Street 駅ではぐれたようで、自分が Apple Store の横の(行きに使ったのとは違う)入り口から降りたのに対し、彼女は行きに使ったのと同じ入り口まで行って降りたので、そこですれ違っていたようだ。彼女はしばらく待ったそうだが(たぶんこの時点で自分は地上を捜索中)来なかったのと、あと近くの人が「こんな時間に女の人が一人でここにいると危ないから、とにかくサンフランシスコは離れた方がいい。Sunnyvale に行くならそっちの方向の電車に乗りなさい」とアドバイスしてくれたので、先に Millbrae に行ったようだが、自分が確認したように終電がもう終わっていたので、クレジットカードを使ってそこからタクシーで帰ってきたそうだ。中国人の人が同じく終電を逃して困っていて、帰る方向が同じだから折半して帰ってきた(全体で$120くらいだが彼が多めに払ってくれて半々)とのこと。だから Millbrae にもいなかったのね。

本当に今日ははぐれてからの2時間くらい心配で心配で、背中に嫌な汗をいっぱいかいた。家族からは目を離さないようにしようと思った(あと、海外みたいなところでは絶対緊急連絡先だけは持たせようと思った)。ひとりぼっちにしてごめんよ。