法医学ゼミの話

先週の途中から見始めたのだが今期の月9、ヴォイス〜命なき者の声〜がおもしろい。法医学ゼミに配属された医学生5人が検死に立ち会いながら、死んでいった人と残された人とをつないでいく、という話。検死で初めてその人に出会ってから、その人が生きていたときの記憶を一つ一つ拾い上げていき、残された人の満たされない心が和らいでいく、そんなストーリーで、キャストも非常にいい演技をしている。

毎回1話完結でカタルシスがあるのもよいが、少しずつ登場人物の謎も明らかになっていくところが楽しめる。登場人物ひとりひとりそれぞれになぜ法医学ゼミに来たのか、その理由がいろいろあって、奥が深い。脚本の金子茂樹という人も知らなかったけど割と力のある人だそうで、毎週楽しみが一つ増えた〜

一つ何点を挙げるとすると登場人物の中で女性の描かれ方がひどい(馬鹿にされている)ということかな……。医学部は実際そうだから実態を反映している、ということなのかもしれないが、ちょっとこれ見て反発する人もいるんじゃないかと思う。(昨日の回では石原さとみ扮する医学生が「女なら肉じゃが作れ」と執拗に強制されていて、さすがにどうかと……)