婚活時代

実は今まで合コンというものに出たことも誘われたこともないので、どういうものかなと思い、

合コンの社会学 (光文社新書)

合コンの社会学 (光文社新書)

という本が出ていたので買って読んでみた。やっぱりよく分からない世界だった……(インタビューの文の方は読んでおもしろいが、著者の考察とか地の文がうだうだ書いてあってつまらない。内容自体に興味がないと追うのはつらい)。だいぶ前に読んだが

のほうは楽しかった。こちらは著者らの考察もそれはそれで読ませる内容である。どうしろという話ではなくどうなっているという話なので、当事者として読むと「じゃあどうすればいいの?」という気持ちになるかもしれないが……。新書の種類としてはマイナーどころだが、「婚活」は今年の流行語大賞候補と目されているほどなので、大きな本屋に行けば大体置いてあるのではないかな?

あと上記とは関係ないけど似た(?)ジャンルの本として

ラブホテル進化論 (文春新書)

ラブホテル進化論 (文春新書)

は内容も書き方も読んでいておもしろい。奈良は国道沿いにラブホテルがよくあるのだが、日本各地のラブホテルを調査して地域・年代などで整理・類型化したもの。著者は大学院生なのだが、このテーマを軸に(人文系の)大学院で研究を続けようと思う苦しみとか悩みとかも切々と書かれていて、そちらも(自分は割と身に覚えがあるので……)興味ある人には参考になると思う。(Amazon の書評もいろいろついているので読んでみると雰囲気分かる)