NAIST オープンキャンパス

年に一度のオープンキャンパス、というわけで、午後2時ごろもう一度研究室に戻って他の研究室の発表を見てくる。去年のオープンキャンパスでは自然言語処理学講座しか見なかったのだが、今年は他の講座の人とも仲良くなったので、どういうことをしているのか知りたいし、いろいろ違う隣接分野の研究にも興味があったので見てみたかったのだ。

情報棟1Fには各研究室のポスターがそれぞれ1枚ずつ貼ってあり、担当者が0名~3名くらいいて研究内容の紹介をしていてかなり賑わっていた。しかし我が松本研は担当者0(担当者がいなかったのは松本研と細胞学講座くらいだったが、細胞学講座はそもそも棟が違う)で、かなり印象悪いと他の M1 の人に言われたような気がするが、7F に行ってみるとけっこう見学者も来ているようで一安心。松本先生によると、見学に来た人はだいたいここを受験希望か第一志望の人らしく、受ける気のない人のフィルターになっているらしい(?)

そういうわけで最初は自然言語処理学講座のある 7F から始め、隣のデータベース学講座へ。いつもエレベーターに知らない人と同乗するときボタン操作側に入ると、自分の目的地である7Fを押してから「何階ですか?」と訊いて代わりに押すようにしているのだが、「いいです」と言われてその人がお隣さん(=データベース)だと気がついて気まずい沈黙が流れるので、少し研究内容も知りたいな、と思っていたのだった。

研究内容説明ルームに入るとまず2004年の発表論文がまとまった分厚い論文集を渡される。説明も聞いてみたがまあ普通のデータベースという感じ。ゲノムデータベースとかいじっている人の話を聞きたかったのだが担当者がいなかったようなので、下の階に。

6Fは自然言語処理の真下が論理生命で、向かいがソフトウェア基礎学。論理生命は楽しみにとっておき、まずソフトウェア基礎学に。

こちらは P2P とかグリッド、遺伝的アルゴリズム(GA)なんかの研究をしているところなのだが、聞きたかったのは GA だけだったので、GA のパネルの説明をしてもらう。しかしどうもここも人は10人くらいいるのにちょうどここの担当者がいないようで、パネルを見て「なにを書いてあるのか分からん」とか言うので、仕方なく他のポスターの説明を聞かせてもらうが、どうもすぐに担当の人が来るような感じではなく、他に見学の人が来て説明が最初からリピートになってしまったので、途中で抜けさせてもらう。

そして向かいの論理生命学講座。部屋の入り口が開いていたので入ってみると、なんかポスターもなにもなく、人は3人くらいしかいなくて、そのうち2人は寝ていて1人は研究している様子。mizu さんも1時過ぎに寮に帰ってきていたし、もう説明が終わったあとだったのかも。

気を取り直して5Fへ。ここにはロボティクス講座があるはずなのだが、行ってみると入り口には小さく「オープンキャンパス開催中」と書いてあるだけで、外から見ても人が入っていない。もしかして研究室公開は午前中で終わったのか? と思ってもう1階下の比較ゲノムに行ったところ、ここはそもそも部屋の扉が助教授室以外全部閉まっていて、オープンキャンパスであるとはどこにも書いていない。う~ん、一足遅れたか。

一応上から下まで全部見たが、なんか活発なのは1Fのポスター前と進学説明会だけで、あとは閑散としていた。行きたい研究室が決まっているなら、個別に連絡を取って見に来たほうがいいのかも。