自分のところに来てくれる可能性のある人と話すのは楽しい

朝からオープンキャンパスの準備。今年もテーマ別研究室ツアーの担当になっているので、9時から仕事があるのだ。

夜行バスで来たのだろうか、9時でもすでに受験生と思われる人たちがスタンバイしていたりする (公式には10時から)。自分も受験生のときは夜行バスで来て、早朝に東大寺を散策したりしたことを思い出した。

9:45に今回ガイドを引き受けてくださった学生の方々とお会いし、手順を説明する。といっても、説明書は去年作成したテンプレートがあるので、そちらをお渡しするだけだが……。

10時の受付開始前からけっこう人が集まり、大盛況。去年全館アナウンスをお願いし、あまり効果が見られなかったので、今年はお願いしなかったのだが、たまたまだったのか分からないが、できるだけ参加しない人の邪魔になりたくないので、結果的に一安心。

午前中のツアーが出発したあと、今回新たにツアーをお願いした大規模システム管理研究室と神経計算学研究室にお邪魔し、いろいろと雑談。お2人の先生方も以前NAISTにいらしたそうで、研究室ツアーが開催されるなど、以前と比べると相当オープンキャンパスが改善されていて感動した、というお話。ずっといると分からないが、毎年少しずつよくなっているのだろうか。マンネリ化している面もあるだろうが、広報担当としてはちょっと嬉しい。

お昼から学生生活紹介。これも去年はM2の人を2人お願いしたのだが、Dの人の話もあったほうがいいかと思い、今年はD3の方とM2の方とお2人にお願いしたところ、お2人とも性格の違うスライドを用意してきてくださって、大変おもしろかった。NAISTってこんなにイベントあったのか、とか、こんなにサークルがあったのか、とか、あとは博士の生活紹介では、どのように研究をするか、というお話をお聞きすることができたりとか。

@tom_shibata さんが写真を撮ってくださっていたようで、恐縮である。

ちょっと受験生の人たちの反応が薄かったので、学内の人に対しておもしろい発表が学外の方にとってもおもしろいと思ってもらえるかは分からないが、博士の学生の人が自分の研究について話してくれるようなセッションがあってもいいかなぁと思った。(以前COEのお金をもらっていたときは、そういうポスターセッションがあったような気がするのだが) スタッフが話す研究もよいのだが、博士の人は数年前まで自分と同じ学部生だったわけで、より身近に感じるのではないかな。(もちろん、スタッフと話すのも大事だと思うが)

2時に一息ついて研究室に行ってみると、例年オープンキャンパスを手伝っている人数分、お弁当を松本先生にお金を出してもらって用意するのだが、今年は車を持っていて手の空いている学生がいないということで、急遽自分が買いに行くことに。そんなに学生いなかったっけ?少なくとも、研究室からお給料を出している博士の学生は相当数いるので、もっと手伝う人がいると思っていたのだが、3-4人しかいないようだったし……。(でも前々回のオープンキャンパスも自分が買い出しに行ったような記憶があるので、こんなものかもしれないが)

テーマ別研究室ツアーが全部終了したのは3時半で、4時からようやくお弁当を食べることができ、ちょっとだけ受験生とお話しする。ツアー担当になってからほとんどオープンキャンパス当日は研究室にいないので、なんだか寂しい感じ。妻からも「以前はオープンキャンパスの日は喜々として研究室に行っていたのに、最近は大変そうね」と言われたりもしたが、ツアーの仕事はツアーの仕事で受験生から参考になったという反応があったりもするし、松本研だけでなくNAIST全体の受験生が増えてくれると嬉しいので、これはこれでやりがいあるかな。

そういえば今年は松本研の受験希望生の半分くらいしか松本先生が直接話していないそうで、さびしそうであった。松本先生は受験する全員と直接話したいと考えてらっしゃるので、せっかく受験しようと思って来たなら、5分でも10分でも話していけばいいのにな〜。(副学長になってから、入試の担当が変わり、試験の面接担当ではなくなったそうだが)