ランニングコスト

相談員の勤務、教育用計算機システムの端末が iMac に変わってから一気に質問が減った。これまでは1コマ90分いると、少ないときは少ないが(それでも数件は絶対あった)、多いときは席に坐っていられなかったり、2人でさばいても終わらなかったりしていたのに、いまは多くて1コマ2件とか3件。自分の勤務時間は質問ではなく自分に会いに来る人が多いので、質問より来訪者のほうが本当に多かったりする。

今日も勤務中昔からの知り合い(といっても相談を受けていた人)が1人と、科哲の3年の後輩が来訪。

東大は入った人全員最初の2年間は教養学部という学部に全員所属し、3年生以降文学部や教育学部にそれぞれ進学する、というシステムなのだが、この教養学部にも3年生4年生が進学できる後期課程というのが存在する。

自分が長々と滞在しているのはまさにその教養学部後期課程というところで、この後期課程では独自に海外の大学と交換留学制度「AIKOM」を持っており、件の後輩も AIKOM に応募を考えていて、本日が応募締め切りだから出そうかどうか迷っている、科哲の先輩で AIKOM を使って留学したと聞いたからアドバイスをください、ということであった。

基本的にこういうのはどんどんおやんなさい、というほうなので、ぜひ行ってらっしゃい、と伝えておいた。今年は4人の枠に応募が10人らしい。まあ自分の年が4人の枠に3人しか応募しなかったのが、そもそも少なかったのだろうな(定員割れしていたから全員決まったし)。あのときは学校が始まる前に締め切りがあったので、募集に気がつかない人の方が多かったのだろう。

しかしながら去年あたりから AIKOM ではカリフォルニア大学連合との交換留学がストップしたらしいので、留学の機会も目の前にあったらあったときに使わないと。こっち来た留学生がレベルの低さに驚いて向こうの当局が抗議したか、それともこっちから行った留学生がひどいことをしたか……。