NFS ロック再び

東大の教育用計算機システム(ECCS)は iMacディスクレス環境(HDD は内蔵しておらず、ネットワーク経由で起動する)で運用しているのだが、iMacUnix 環境として使うためのツールは Fink というパッケージ管理システムから一括してインストールし、プログラムがインストールされたディスクを NFS というネットワーク越しにファイルを共有するシステムで共有して使うのだが、今日はその Fink システムで使われている fink というツール(同じ名前だけど全部小文字のはコマンド)のメンテナンスを okayama くんがしていた。

以前から ECCS ではこの特殊な環境で Fink を動かすためにいろいろ小細工をしていたのだが、今日もどうもそれにぶち当たった模様。具体的には fink コマンドにはインストールされているパッケージの検索を速くするために事前に索引を作る機構があるのだが、これが二重に起動するとふたつの fink コマンドが同時に同じファイルに索引を書こうとして壊してしまうので、同時に2つ以上起動しないようにロックをかけるのだが、そのロックのかけ方が NFS ではうまく動かないようだ。(NFS でもロックはかけられるのだが、ECCS ではなんかの理由で無効にしていると昔 ktanaka 先生から聞いた気がする)

とりあえず索引はなくても検索が遅いだけで一応動くのでみんなで放置することにした。ちゃんちゃん。