文科省予算を取るのはいいことか

今日は在宅勤務可能な日だったが、RA の書類への捺印が必要だったので出勤する。こういう書類、なんとかならないものかと思うのだが、今年度は少しずつ捺印が必要な様式が捺印不要の様式に変わってきているので、あとしばらく待てば変わっていくのであろう。

昼からは共同研究の打ち合わせ。最近思うのは、学部4年生に(研究ネタを大学院生が考えて、適切にサポートすることで)1年間研究してもらうと、半数以上は M1 の前期に国際会議で発表できるので、共同研究も実は研究ネタをちゃんと考えて研究すれば、半分以上は国際会議で発表できるのではないか?ということである。そもそも B4 だと研究にムラがあるという理由で共同研究にアサインしていないにもかかわらず、1年やればほぼ全員が国内で対外発表でき、国際会議にも通せるのに、M1 以上しか基本的にアサインしない共同研究で国際会議発表にまでこぎつけたケースがないのは、何が原因なのだろうか、と今年に入ってから考えている。論文を書くことだけが共同研究の意義ではないのだが、研究という以上はある程度のアウトプットはすべきだと思うし、B4 の研究よりも歩留まりが悪い現状を変えたいと思っているのである。

午後はメール処理、都立大のフェローシップの説明会、進捗報告にそれぞれ1時間。文科省の博士後期課程の学生に向けたフェローシップについて、都立大から申請してマテリアル分野で採用されていて、マテリアル分野だけの話かと思いきや、割と広く理工系の学生が対象になっている、ということを説明会に出て初めて知る。これなら全学で予算を手当てしてサポートする、という話になるのはよく分かる(これマッチングファンドだったので、マテリアル分野だけで回せるのかと少し疑問に思っていた)。頑張って作文して予算を獲得してきていただいたのはありがたい限りである。ただ、そもそも申請した大学は全て採用だったようだが、これ文科省の支援がなくなった後も同様の支援をし続けるのが大変そうである(こういう予算に申請し続けて取り続ければいいのだが、それは博士後期課程の学生への支援として、あるべき姿なのだろうか)。