電影少女

弟が持っていたので久しぶりに読む。

これがジャンプに連載されていたのは小学生のころだし、小学生が読むにしてはえろすぎるので、全部通しで読んでいないと思っていたのだが、最後まで読んでみるとほとんど覚えていた。隠れて読んでいたのだろうか?

小学生の心には恋愛シーンとかえろシーンとかはけっこうどうでもよくて、とてもひっかかっていたのは、主人公の片想いの相手の名前が「もえみちゃん」という名前だったことだった。これ(もえみ)はあのころどう考えても人間につける名前ではないと思っていた。いま考えると最近は萌え萌え言う人が増えてきたのでそんなにおかしくないのだが、バブル崩壊前、ベルリンの壁崩壊前に「萌え」という単語がここまで一般的になると誰が予想しただろうか。

「A・Iがとまらない!」とか「まもって守護月天!」とか、あまりに「ああっ 女神様っ」をパクった漫画が多すぎると一時期思っていたが、よくよく考えると「ある日突然女の子が出現して自分を好きになってくれる」というパターンは電影少女が源流だったか。