Gigabit Ether

Tamarack のチップを搭載した GbE カード、一応 Windows 2000 で使えることは確認していたのだが、FreeBSDLinux で使えるかどうか確認していなかったので、試してみる。

チップを見ると TC9020 と書いてあるので、それでぐぐってみると TMI のページに FreeBSD や Linux 用のドライバが転がっている のを発見。しかし FreeBSD-stable ML 見ると、認識はするが動かないという報告があって少々気がかりになる。

まず Linux から試してみると、これはモジュールをコンパイルして insmod するだけで使えて楽だった。あまりパフォーマンスはよろしくないようだ(スイッチが対応していないせいもあるだろうが)。

FreeBSD は2週間くらい前の 5-current なのだが、こちらはコンパイルできない。どうもファイル自体も変で、zip ファイルを展開すると if_rio.c if_rioreg.h Readme.txt rio/Makefile と4つのファイルが出てくるのだが、このうち rio/Makefile というのは Makefile に見えて実は gzip されたデータファイルで、さらにこの gzip を展開するとゼロで埋められた謎のファイルが出てくる。また Readme.txt を読もうとするとこれも tar+gzip されたファイルで、展開するとファイル構成がまったく同じ if_rio.c if_rioreg.h Readme.txt rio/Makefile という4つのファイルが中から出てくる(なんじゃそら)。今度出てきた Makefile は本物なのでこれで make できるわけだが、どうもコンパイルに失敗する。if_rio.c には bde の名前が見えたりするのだが、このファイル群だいじょうぶなんだろうか……。一応 4-stable の環境を入手して試してみないと。

結論としては少々高くても普通に Intel のチップが載ったものを買いましょう、ということですな。劇的な価格差もないことだし、最初からラップトップに搭載されていたチップがこれだった、とか、デスクトップに刺さっているのがこれにされていた、という事情でもなければ、わざわざ買うものではないと。

(8月22日追記) FreeBSD 4.8-RELEASE でコンパイルしたところ無事に動作。だからといって買うのはやはり Intel チップのものにしておいたほうが……という気がする。