Alpha

woody がインストールされたのだがどうも base distribution の展開でこけているらしい。どうもほとんどは展開されているっぽいので、あとは手動でやろうかと思い再起動。一応 potato のカーネル(2.2.18)と Vine 由来のカーネル(2.2.19,2.2.20,2.4.18)ではブートするのだが、肝腎の woody のカーネル(2.2.20)ではブートしない。カーネルだけは揃っているが、モジュールは woody 用のものしか入っていないので困る。apt でなんとかしようにも、ネットワークデバイスのモジュールが組み込まれていないのでネットワークが使えないのだ。

ktanaka 先生からは CD-R は使えないの、ということであったが、一応カーネルのバイナリくらいならフロッピーでなんとかなるので、フロッピー経由で渡す。split コマンドを使って1枚のフロッピーに収まる大きさに分割し、dd でががっと書き込んで Alpha 機では dd で吸い出す。よくよく考えると mtools でも使って mcopy でフロッピーに入れれば、わざわざ dd if=/dev/fd0 of=kernel.deb.a bs=512 count=2880 みたく指定しなくて済んだのか。

実際カーネルのバイナリは 2MB 強だったのでフロッピーは2枚で足り、分割したファイルたちを cat でつないで dpkg -i したらすんなり使えるようになる。ネットワーク経由で ftp.ecc.u-tokyo.ac.jp とか dennou-t.ms.u-tokyo.ac.jp の Debian ミラーを使いたかったのだが、いずれも i386 用のバイナリしか置いていないので、結局 ftp.jp.debian.org を使うことにする。

apt を使うには /etc/apt/sources.list を編集しないといけないのだが、なぜか vi が入っていないので(インストール途中で失敗したのはここだったのか……)、/etc の下のファイルは最初 cat で書いていたのだが、途中から ed でしこしこ書き始める。ed で書くのはなかなか楽しいものだ。

しかしどうも NIS クライアントを入れようとしたら途中で処理が止まるので、今日はここで中断。カーネルのバージョンを上げて再挑戦かな。