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madin さんはエヴァンゲリオン好きのロシア人青年にからまれて難儀しているらしいが、自分も最近 ICQ で海外の人から喋りかけられることが多い。フィリピンの人もいればマレーシアの人もいれば、今日はアルゼンチンの人から。

マレーシアの人は14歳の女の子らしく、日本語を勉強したいから教えてくれ、と半ば押しかけられるようにして喋っている。英語もそこはかとなくあやしいのだが、それでも海の向こうの顔も見えない人に喋りかける度胸はすごいものである。なんだかんだいってほぼ毎日のように話しかけてくるので(こっちから話しかけたことはないんだけど)、日本語を教える代わりにマレー語を教えてもらっているのだが、文法用語(主語とか目的語とか)がちっとも通じないので、日常会話だけを断片的に聞いている。よくよく考えると日本の学校だって主語とか前置詞とかいう英単語は学校では習わないか。

シドニー大学で英語学の授業を受けたときは、そもそも NSW の高校では文法の授業がないため、NSW の高校を出ていると主語という概念自体知らないということがあるらしいのだが、外国語の授業があるのに文法用語を知らないというのもなかなかすごい。向こうの語学の授業はほぼ直説法でひたすら会話・会話・会話だからだろうか。

今日喋ったアルゼンチンの人は17歳らしく、今年ケンブリッジ大学を受験するみたいなことを言っていたが、イギリスは嫌いだ、嫌いだ、イギリスに関わるものは全部嫌いだ、なんて口走っていたので、なんでケンブリッジなのか不思議な人だった。イギリスが嫌ならアメリカの大学に行けばいいのに。