数学の歴史を少しひもとくと

久しぶりに午前中は近所の公園に行く。ご近所さんたちも2人目が生まれたり、1人目が生まれたり、3人目が生まれたり、身の回りが出産ラッシュである。保育園のことはみんな気にしているが、自分たちの住んでいるところは保育園も学童もそこまで激戦区ではないようで、入れないという話は聞かないので、そこそこ育てやすいようにも思う(あと、うちの近所はどうも専業主婦=幼稚園に通わせる人が多いようだ)。

娘が昼寝している間にメール処理したり、今年の後半の予定を調整したり。早めに会場や日程を押さえておかないといけない案件があったりするのである。あと、Google Code がサービス停止になるのは知っていたが、自分が関係しているプロジェクトで、まだ GitHub に移行していないものを発見したので、移行する。これ、もう Readonly になってしまっているので、古いアドレスから新しいアドレスに転送することすらできないのだが、まあ歴史的価値しかないと思うので、このままでいいかな……。

夕方は懸案となっていた仕事に着手するが、やはり1-2時間では終わらなさそう……。

そういえば、iPad が使えなかった間に以下の本「ケンブリッジ数学史探偵」を読んだ。

ケンブリッジ数学史探偵 (新潮新書)

ケンブリッジ数学史探偵 (新潮新書)

著者の前の本「ハーバード白熱日本史教室」はそこそこ楽しめたので期待したのだが、ちょっとこれは期待外れ。ケンブリッジにまつわるウンチクは「へー」と思うところがないわけではないが、肝腎の数学史に関する部分が相当手薄で、東洋中心に紹介するならそれはそれでいいのだが、ちゃんと一次文献当たっているのか? と疑ってしまうような内容で、英語で書かれた文献を中心に見ているなら西洋の数学史をしっかり取り上げてほしい。(自分は佐々木力先生の数学史の授業を駒場で受けたりしていたので、特にそう思ってしまうのかもしれないが)