今日は妻が在宅なので自分が出勤の日。
午前中は基盤技術グループのミーティング。人数が多いせいもあるが、3時間たっぷり。
そのままお昼休みなしに共同研究のミーティング。現段階では特に何もなく単に押しかけ共同研究なのであるが、これくらいの段階のミーティングが一番気楽な気がしている。特に誰かからお金をもらったりしているわけではないので何かしないとという圧もないし(当然何らかの書類を書いたりする必要もない)、成果が出れば一緒に論文を書けばいいし。(途中から国語研のプロジェクトに採択されたが、最初は手弁当で始まった)統数研の共同研究みたく、いくつかのアウトプットにつながっているものもあるし、自分的にはこれくらいのが純粋に研究のディスカッションをしている感があって好き。
その後兼業関係のブレインストーミング。餅は餅屋というか、都関係の仕事でも、いくら予算をつけてくれると言っても、自分が受けることに比較優位がない仕事はお断りしてきているので、最初からこういう内容と聞いていたら、自分以外にもっと適任な人がいると伝えて受けていなかった気がするのだが、今回は受けて着手した後にオーダーが若干変わったので仕方ない。食材はあるが包丁がないので困っていると聞き、よく切れる包丁を作ればいいのかと思って引き受けて包丁を作り始めたら、包丁はどうでもいいからとにかく料理を作ってくれ、みたいな……(ちゃんと何を求めているのかを推定する能力を身につけないといけない)。
午後は言語学習グループのミーティング。実は今年 NAIST 誤用コーパス関係で大山さんがうちの客員研究員になっているのだが、そのつながりで大山さんも言語学習グループのミーティングに参加してくれて、色々コメントをもらったりすることができて、大変有益であった。
ご存知ない方のために補足すると、本学の客員研究員は無給であり、研究のためにその所属の身分を付与する(例えばうちの研究室で客員研究員をすれば、うちで契約している言語資源や計算資源を使うことができる)、というものである。同じように見えるが客員教授や客員准教授は(一定期間教授を務めれば基本的には申請したらもらえる「名誉教授」というのと似ている)名誉職で、こちらも無給であるのは同じだが、特に研究とは関係ない称号である。そのため、研究を一緒にする場合は客員研究員+客員教授を同時に申請するし、研究を一緒にしないなら客員(准)教授だけを申請するし、称号の付与が必要なく純粋に研究だけなら客員研究員を申請するのである。客員研究員であれば博士号を持っていれば基本的には認められる一方、客員教授や客員准教授はそれぞれ教授、准教授としての資格が審査されるので、研究業績のない人が客員(准)教授になれるわけではないが……。(ちなみに大学ごとに制度や呼び方が異なっていて、これは都立大の客員教員・客員研究員の話であり、他大学では有給の客員教授というのも存在するようだ)
夕方はメール処理と事務処理で2時間半。今日は結局ほとんど休みなしに仕事をしていた。