「思考力改善ドリル」と「遅考術」

三連休であるが、保育園がやっていないので保育園が待ち遠しい。

お昼、少し時間があったので、植原(高校および大学の同期)から大学に献本が来ていた「遅考術」を読んでみる。

前にも送ってもらった「思考力改善ドリル」と同様のテイストであるが、色々例題が豊富なのがいい(「思考力改善ドリル」を既に読んでいる場合は、あまり新しさを感じないかもしれないが)。科学哲学のネタをこうやって日常的な例に変換するのは見事としか言いようがない。

駒場にいたとき、野矢先生や(非常勤で来ていた)飯田先生が、授業を元にして本を書く(逆に言うと本にするネタを題材に授業をする)、というのをやっていて、これはいいなあと思っていたものだが、植原はそれを実践しているのがすごいと思う。理系の人からすると、学部の教育をするのは必ずしも楽しいものではないかもしれないが、自分としては授業を使って学び直したり、資料を作ったりするので、割と楽しんでやっている。しかし、授業を楽しむ、ということと、本を書くところまで詰める、というのは大きなギャップがあるので、自分もそこまで昇華できるといいなあ、と思ったりする。

夕方は津田塾に行って自然言語処理の授業。津田塾は祝日授業日なのである。前回はクラウド録画を忘れて酷い目に遭ったので、今回は忘れずにクラウド録画……。