COVID-19 と向き合う日

今日は有給休暇。というのも PTA 地区委員のお仕事で、3年生の主任の先生にお会いしてご挨拶をするというミッションがあるのだが、始業式までは誰が担任であるかは一切明かすことができないという、大学教員と同じようなシステムになっているそうで、当日に行くしかないからである(一応誰か分からないがアポイントメントは取った)。

朝は交通整理の旗振りのお仕事。4月と9月にやっていて、地区委員のメンバーで最低1回やればいいようで、うちの地区は6年間で1回地区委員が回ってくるので、要するに6年間で2回旗振りをすればいい、というわけである。一方、どうも父親が旗振りをするのが珍しいのか何なのか、子どもたちには凝視されるし、車は止まってくれないし、なかなか難しい。PTA やるのは母親、という意識を変えていきたいので、もう少し露出度を高くしてもいいのかもしれない。

午前中は NAIST 松本研の後輩が趣味でやっているプロジェクトの相談に乗ってください、というので相談に乗る。仕事でやるのではなく、こうやって趣味で研究的なことを続けている、というのは嬉しいものである。もっとこういう人が増えるといいと思うんだけどなぁー。

お昼は NLP コロキウムを聞きつつメール処理して、その後 PTA 地区委員のお仕事で3年生の主任の先生にご挨拶。あらゆるところがアナログなんだが(仕事の引き継ぎも紙のファイルを手渡し)、これでよく回っているなと不思議に思う。毎年同じ学年をやるならまだしも、毎年違う学年を教えるって、どうやって毎日の準備をしているのだろうか……。低学年はともかく3年生でもすでに授業が15時まであったりするのに、翌日の準備だけでも17時に仕事を終えるのは不可能ではないか?

夕方は本の執筆。そもそも2月3月にもう少し時間が取れていればよかったのだが、3回の臨時休園で完全に自転車操業。何をどこまで書くかの問題ではあるのだが……。

夜は22時から臨時の保育園の保護者・保育者会議。土日にやればいいんじゃないかと思うのだが、平日の夜を希望する保護者が多数派だったので仕方ない。ほぼ24時までやっていて、言いたいことをみんな言えたようで解散。まあ結局のところ、コロナ対応の臨戦体制ということで特殊な形で運営されていたが、もうニューノーマルということで、やり方も新しくやれるところは新しいやり方でやるとして、以前のやり方でよかったところは復活させた方がいいんじゃないの、という感じ。安全と安心は違うんだよ、と言い換えてもいいかもしれないが、ちゃんと情報が共有されたりコミュニケーションが取れたりすれば、コロナから100%安全にはできなくても、安心はできるんじゃないかなと。

短期間に臨時休園が続いたのでみんな「えっ」と思っているのだろうが、この規模かつこの運営方針の保育園で、感染力の強いウイルスが来たら感染を防ぐことは原理的に不可能で、あとはいかに全員にダメージの少ない形でウイルスと付き合うか、ということだと思うのだが……。これをゼロにしろと言われると、それならどこの保育園にも通わせない方がよさそうですね(あるいは自分以外の全員が登園を自粛してほしいと言いたいのですね)、という話にしかならないし、建設的な落とし所がないと思うのだが、以前東日本大震災のときは親の意見が割れて転園する世帯があったという話も聞いたことがあるし、コロナに対する向き合い方も、踏み絵的な意味があるのかもしれない。