「来たいです」そう言われてもスペースが。

今日は出勤日。今学期は基本的には月火金が出勤、水木が在宅になる予定。週2日出勤、週3日在宅くらいがちょうどいいのだが、後期に仕事を入れないために授業は可能な限り前期に固めているので仕方ない(ただし、今学期は前期の負担を減らすために津田塾の非常勤は後期に動かさせてもらった)。

しかし午前中はちょっと色々あって PTA の準備をしたりする。今年は PTA 地区委員になっていて、4月と9月の新学期初めにはそれぞれ学校や市と調整しないといけないお仕事があり、4月1日はさすがに PTA の調整ができなかったので……。

昼からは授業準備をしたりメール処理をしたりで合計4時間。合間に学科長・副学科長との面談があったり、臨時教授会があったり。面談では、何か困っていることはないかと言われたので、研究室の人数に対して部屋が手狭であることを挙げたのだが、自分の研究室のスペースを増やしてほしいと取られてしまったようで、とりあえず自分で何とかしてください、という話に(それはもう既に動いていて、外部受験生は去年の夏までに受験を許可した人以外は全員断っている)。

そもそも大学院生が0人の研究室もあればうちのように大学院生だけで30人近い研究室もあるのに、学生室のスペースが学生数ではなく教員の職位(教授だと80+40平米、准教授だと80平米)に基づいて割り当てられるため、大学院生を受け入れれば受け入れるほどスペース的には苦しくなる、というシステム的な問題だと思うのだが……。そもそも学部生が4-5人配属され、そのうち平均的な進学率7割をかけると3人が進学するので、B4/M1/M2 だけで平均的には10-11人になり、この段階ですでに80平米で手狭になるため、大学院で外部生を受け入れるインセンティブがほとんどないような設計になっているのである(まあ、実際ほとんど外部生が来なかったから、そのような設計になっているのだろうけど)。自分などは NAIST のような大学院大学で大学院生活を送っているので、外部生をむしろ受け入れたいのだけど、どうも今の環境ではそれを実現するのは難しいようである。

うちの研究室、スペースから人数を逆算すると標準的には16人程度に抑えることが必要なところ、現在33人いるのでかなりの過密状態で、まあ端的に言うと、都立大の環境ではこれ以上のことは無理、ということである……。今のルール下ではどうしようもないというのも分かるので、どうにかしてほしいという訳では全くなく、結局学科として大学院の外部進学者にどれくらい来てほしいか、あるいは研究室ごとの人数の凸凹をどこまで許容するか、というポリシーの決めの問題だと思っている(従って、一研究室の一存でどうこうできるものではない)。