来日ができないままにもう2年

今日も(妻が3日連続で非番なので)出勤。オンライン授業も3日目だが、来週もオンライン授業継続の連絡が来ている。動きが早い。

午前中は機械翻訳グループのミーティング。このグループに限ったことではなく、言語生成の評価の研究をもっとやりたいのであるが、機械翻訳の評価の研究をしている学生が最近いないので、誰かやってもいいような気がしてきている。こういうの、どこまでトップダウンに進めていいのかがよく分からない。そもそも自分自身、研究の自由度がほとんどない研究はやりたくない性格なので……(とはいえ全く制約がない研究でないと嫌というわけではなく、データまたはタスクが最初から決まっている、くらいであれば、全然気にならないが、「手法が決まっている」というのが微妙なケース)。

昼からは共同研究のミーティング。とりあえず直近でやることは決まった。最近、国際会議の本会議は採択されてもあまり議論できない(口頭でもポスターでも、みんなあまり聞きに来ない)ので、議論目的だとフォーカスを絞ったワークショップの方がいいのでは(メジャー国際会議にフルペーパーで通るくらいの内容であれば、業績的にはそもそも論文誌に出せばいいし)、と思ったりしている。みんながリファーしてくれるのはメジャー国際会議に出たものなので、そういう意味では論文誌では国際会議の代替にはならないのであるが……。

午後は全学の留学生・留学委員会。こんなに留学生が来日するのを絞っている(ほぼ国費留学生しか入れない)のに、日本から行くのは受け入れてというのは虫がいい話なのだが、一方通行でも全くないよりはましだと思うし、こんな状況でも受け入れてもらえるなら、どんどん行ったほうがいいと思っている。うちの研究室でもまだ来日できていない研究生もいれば、来日できずに取れていた在外研究費が無効になってしまった客員研究員もいて、これ新手のブロック経済(というか日本だけ鎖国)か、と思ったりしているのであるが。

夕方は B3 のゼミ。今日は最終発表会のスライドの確認をしたところ、色々ディスカッションがあってよかった。よくよく考えると、研究に関するスライドについてコメントをしたりされたりという経験は配属前にはあまりしないのかも、と思ったりする。あまりに詳しくやったので、アノテーションの確認の時間が押してしまったが、最後までやって構わない、ということで30分延長して最後までやらせてもらう。今年度は対面で色々とやることができていいゼミであった。