受け入れの手間暇だけで手一杯

今日は出勤日で、午前中は研究生の受け入れ関係の書類の準備。受け入れがここまで大変だと、しばらくは新規に来日する留学生の受け入れは、既に受け入れの内諾を出している(研究生になっている)学生以外は、文科省国費留学生や(東京都の)都市外交人材育成事業の留学生に留めておいた方がよさそうに思った(既に来日している留学生はこの問題がないのだが、既に来日している場合は上記のいずれの奨学金も申請資格がない)。これらの奨学金は、入学してもオンラインでの参加だと支給されず、来日してからでないと支給されない、という問題があるのだが……(授業料はかからないが、生活費は工面しないといけない)。

昼からは NLP 基礎グループのミーティング。人数が多いため3時間。結局毎週3グループ合わせて進捗報告に6時間かかっているようのだが、学生数で割ると学生1人につき平均15分ほど聞いているようである。グループに分割せずに全員参加でやる(その代わりに1人ずつの報告は5分程度にする)というやり方もあるとは思うのだが、そうすると議論をすることがなかなか難しくなってしまうので、うちの研究室では現在の形がいいのかなぁ。

研究室を作って最初の1-2年は(学生数が10人以下だったので)1:1でやっていたのだが、3年目以降(学生数が20人を超えて)同じような内容を個別に話すことがあって無駄に思ったのと、あと研究グループ単位で先輩と後輩等の間での知識の伝達も含めてグループごとにやるようにして、だいぶ安定してきたと思っているので、ここ数年はこの形式でやっている。グループの分け方は、学年ごとだとか本人の希望だとか色々試してみたが、学年ごとにすると学年に固有の事項の伝達はスムーズに行くのだが、そもそもそこはミーティング外でも横の連絡があるし、縦の知識の継承がないのがデメリット。本人の希望というのは、学生側からは一番参加しやすい時間帯にできるのがメリットだが、研究室単位での知識の共有等の観点からは意味がなく、デメリットが大きく上回るので1回でやめた(その代わりに、進捗報告のグループと時間帯の調整を同時にやり、参加できる時間帯に設定している)。

夕方は例によって国際ワークショップ関係のお仕事。メールの読み書きをするだけでも一仕事。学会に参加するなら運営で貢献しないと、とは思っているのだが、ちょっと厳しい(上の子のときもそうだったが、やはり子どもが小さいうちは何かと時間が取られる)。