30年経っても同じ吉祥寺

今日は在宅勤務日。

朝はマルチモーダル機械翻訳のミーティング。論文誌の返答の期限を延ばしてもらったので、少し余裕があるのだが、その間に必要な改訂をしないといけないので、実はそんなに時間がある訳でもない。

午前中はメール処理をしたり、今週金曜日の勉強会の準備をしたり。今学期は色々と自分で手を動かすことにしているのだが、いつもと違うことをしていると脳が刺激されて楽しい感じ。うちの子たちも、テストでいい点取るとか受験でどこに入るだとかはどうでもいいので、勉強が楽しいという感覚は身につけてほしいなと思っている(ので、強制的に勉強をさせるということはしたくない)。

ただ、微妙な年頃になると、周りから見て勉強しているのはカッコ悪い、みたいな同世代に囲まれることがあったりして、それで勉強は嫌なこと、みたいに考えるようになってほしくないな、とも思うので(ドラえもんを子どもに見せたくないのも、ドラえもんは基本的に勉強は嫌なことだという価値観で書かれているからである)、そうするとやっぱり中学受験あるいは受検することになるのかなーと思ったりもする。

ちなみに「二月の勝者」を最新刊まで読んだところ、中学受験あるあるで楽しめたのだ。自分がたまたまこの漫画の舞台でもある吉祥寺で、小6の夏期講習の1ヶ月だけ日能研に通っていたこともあり(そこで初めて中学受験の勉強をしてカルチャーショックを受けたのだが)、街の雰囲気とかもなるほど〜という感じである。ただ、世の中はだいぶ変わったのに、中学受験は自分が中学受験をした30年前とほとんど変わっていないような気がする(午前と午後で1日に2回受験できるようになったりだとか、複数回受験が一般的になったりだとか、公立の中高一貫校が出てきたりとか、細かい点は違うが)。あ、麻布・開成と比べて武蔵の扱いが微妙なのは、明らかに30年前と変わっているか(笑)

午後は基盤技術グループのミーティングを2時間。oka さんがグループミーティング以外でも結構丁寧に見てくれているようで、スムーズに進む。うち学生数が多いので、全員見ると大変だから(あと、全部の共同研究に首を突っ込むとこちらも数が多すぎるから)、全体の1/2弱でいいよ、ということにしているのだが、それでも他の研究室の平均くらいの人数がいるので、結構負荷が高いかもしれないが……(NAIST で助教をしていたとき、面倒を見ていた学生が20人くらいいて、こんなに大勢の面倒を見るなら准教授でもいいのでは?というのが、公募に出すようになった理由の一つであるが)。

夕方は言語の意味変化に関する共同研究のミーティング。このミーティングも色々と知らないことがふと出てきたりするので勉強になるが、時々は対面でやれるといいのになあ、と思ったりする。