哲学の文を脳内コンパイル

午前中、新聞記事の取材。以前にも一度お話ししているが、具体的に新聞に載りそうだということで再度お話をする。朝刊の一面になりそうだということで、自然言語処理に対する世間の期待を感じたりする。

上記のあと、共同研究に関する内部ミーティング。共同研究先の人とのミーティングの他に定例でミーティングをしているのはこの共同研究だけなのだが、新しいことに挑戦する共同研究で、自分も勉強しないといけないことがあるので、まあこういう形がベストかなと思ったりする(サーベイ論文を毎週少しずつみんなで読んだりしている)。

昼からは2時間半ほど進捗報告を聞いたあと、言語哲学入門の勉強会。いつも情報系の論文だとそんなに難しくないのであるが、書かれていることを理解するのに少し時間がかかり、脳内でコンパイルエラーを起こしたりするのだが、昔は雰囲気で哲学の本を読んでいたなーと思い出したりする。文章をちゃんと読むのは、博士後期課程から助教にかけて、自分で論文を投稿して査読コメントをもらったり、逆に自分でも論文の査読をする過程で身についたスキルだと思う。(学部生のころは、これは言語能力による違いだと思っていたが、そもそも言語の問題ではないことが分かったのは大学院に進学してから)

夕方はメール処理のあと、広報の動画作成。8月21日に大学受験生向けのオープンキャンパスがあるのだが、今年もオンライン開催することになって、昨年に作成した研究室紹介動画を更新するとともに、学生にも作ってもらったのである。最近 家族で YouTube の「かんあきチャンネル」を見たりして、いい動画を作るのは大変だなあと思っているのだが、YouTuber になりたいという子どもたちの気持ちも分かる(たくさん見ていると、自分も YouTuber になりたくなってくる)。