D 進を大学として支援する

今日も本来は在宅勤務できる曜日なのであるが、出勤しなくてはできない用事のために仕方なく出勤。本当に今学期はこういう仕事が多くて嫌になる。通勤時間がうらめしい。

午前中は大学院の自然言語処理の授業。事前学習モデルの話をしたりするが、来年は演習もやることにして、もう少し詳しくしてもいいかなと思ったりする。

お昼は事務室に出向いて紙でやらないといけない仕事をしたりする。これは物理的にやるしかない仕事だし、〆切がタイトであるのも分かるので、出勤しないといけないのは仕方がないのであるが……。

昼からは研究会(研究室の全体ゼミ)を2時間。今日もチュートリアル(4人)。オリジナルのチュートリアル資料を作って説明するの、こういう説明する機会を使って説明する能力も上げてほしい、という意図で、NAIST 松本研でも「ドクターレクチャー」として博士後期課程の学生が担当していたのを(うちは松本研ほどにはドクターの学生がいないので、大学院生全員に拡張して)模倣している。無茶苦茶丁寧にやる人と、あっさりやる人がいるのだが、説明する(他の人が貴重な時間を使って聞いてくれる)練習でもあるので、やる人はしっかり準備して望んでもらいたい。

午後は文科省のフェローシップ制度に関するヒアリング。うちの博士後期課程の学生が1名採択されたので、採択された学生の指導教員全員から制度の趣旨の説明を含めたヒアリングをしているそうだ。本学としてはこのフェローシップ制度も含め、さらに博士後期課程の学生に対する経済的な支援を拡充していくという計画だそうで、もっとどんどんやってほしい。支援があろうがなかろうが進学する人は進学するし、しない人はしないだろうし、リスクやコストを気にする人は支援があろうが進学しないだろうが(年間数百万貰えたところで、機会費用を考えると就職した方が稼げるので)、進学するつもりの人に対する支援はした方がいいと思っている。学び直しをしたい人だけ、特別に支援する、みたいな制度でもいいと思うけど(すでに社会人経験のある人なら、博士後期課程の3年を無駄にしようという気はさらさらないと思うし)。