研究に集中できるようにする

本日は出勤日。4月からは妻が週3日勤務から週4日勤務になるので、逆に自分は週4日在宅勤務できるはずだが、授業が対面なので月〜水曜日は出勤せざるを得ず(しかも水曜日は南大沢)、保育園の送り迎えの日が1日増えるので、単に負担が増えている。しかも4月からしばらくは小学校に給食がなく、お弁当持参とのことで戦々恐々である。

午前中は企業との共同研究関係のミーティング2件。このコロナ禍でも共同研究をしていただけるのは本当にありがたいことである(コロナ前には話があったのに、コロナの急速な感染拡大で話がなくなってしまったものも2-3件ある)。

お昼からは国際会議 (ACL) の area chair 業務。といっても今年の ACL の area chair はこれまでの area chair と違い、これまでの area chair の仕事が senior area chair と area chair に別れたので、area chair は割り当てられた10数本の論文の査読の面倒を見る、というのが主な業務。やってみると割とスムーズにできたので、このシステムは結構いいと思う(AAAI なんかもこういうシステムだったと思うが)。

午後は拡大学生委員会(山口先生のサバティカルの代理)。すぐ終わるかと思いきや1時間強かかる。年度の途中で委員が変わると結構面倒くさいので、今後はサバティカルを取るにしても年度を跨いで取るのはやめようと思ったりする。

夕方は学生の進捗報告を聞いたり、国際会議の原稿にコメントを入れたり、RA の事務書類を書いたり。来年度から3年間は研究費の目処がついたので、(学振や文科省の国費留学生のように、他に奨学金的なものをもらっていない)博士後期課程の学生には全員月4〜12万円程度の経済的支援をすることにしたので、それに関する書類を出す必要があるのである。どういう基準でいくら出すのかは難しいところなのだが、とりあえず研究業績で傾斜をかけることにしている(研究業績がある人は順調に卒業できるだろうから、無限にお金が出ていくということがないと思われるので)。結局研究室の博士後期課程に進学する学生たちは、学振に不採用でも文科省のフェローシップだとか都立大の奨学金だとかいろんな支援があるのだが、そういうのがなくても研究に集中できるようにしたいのである(とはいえじゃぶじゃぶお金があるわけではなく、そのために必死になってたくさん研究費を獲得してそういう環境を作りたい、というわけではないので、できる範囲で、ということだけど)。