改めて教授になってリスタート

今日から新年度。まずは10時に応接室に来てくださいということで行くと、4月1日付で教授・准教授に着任または昇進する人たち5人が集められており、学部長室に行って辞令を受け取る。所要時間5分。コロナ前は南大沢に行っていたので一日がけだったようだが、コロナ後は各キャンパスでやるようになったようで、これはかなりスマートでいいと思う。

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思えば2013年4月1日に着任してから9年間日野キャンパスで准教授として働いてきたが、教員になったのは2010年4月なので大学教員になってからはかれこれ12年間経ったもので、こんなに長く一つの場所にいるのも初めてなのである。これまでは小学校(田無)6年、中高(江古田→代々木)6+1年、大学(駒場)7年、大学院(生駒)5+3年、と来て、今は日野に9年で、どうも自分の性格上一つのところに長期間いると慣れてきて気が緩んでしまうので、2018年くらいから脱出の機会をうかがっていたのだが、7年間勤務しないとサバティカルが取れないという規定があって2020年にサバティカルを取る予定が、コロナのために延期することになってかれこれ2年目で、もう今年にサバティカルを取得するのは諦めて、来年イギリスに行くことにしたので、気持ちが切り替わるといいなと思っている。

お昼は NLP 第三の会ランチに参加したら、いつもより少しだけ人が多く、人事異動が気になって顔を出した、という話が出たりして、大学教員あるあるだよね〜と笑い合ったりする。最近は若手も含めてどの世代の人たちもカジュアルに職場を変えるので、自分としては羨ましく思ったりしているのだが、大学教員は年度で動く場合が多いので、コンテンツとして楽しめるのかもしれない(大学教員でなくても大企業で歴史も長いと人事の動かし方が同じようになっていて、コンテンツ化してそうだが)。

昼一は B4 の在学生ガイダンスに出席する。今年から大学院教務委員(長)なので、ガイダンスまでが前年度の委員、ガイダンスからが今年度の委員、ということにしてもらったのである(そもそもガイダンスの連絡は前年度の委員に行くし)。実は2013年に首都大に着任して最初にやった大学運営の仕事が大学院入試委員だったので、准教授になったときも最初は大学院入試で、教授になったときも最初は大学院入試なので、そういう運命なのかもしれない。

午後は研究室オリエンテーションを2時間ほど。例年、在学生ガイダンスの日または新入生ガイダンスの日のどちらかにやっているのだが、今年は悩んだ末に在学生ガイダンスの日に。研究室の色々な使い方やルールを説明し、Mac を希望する人に配分したり、座席を決めたりなど、今年は対面が多そうなので、早めにしておくといいかと思って。この2年間は研究室のイベントはほぼ全てオンラインでやってきたが、今年は対面成分を少し取り入れようと思っているので、これで少し変わるといいな。