性急に投稿せずに考える

今日も在宅勤務曜日。

朝は国際会議の原稿に1時間ほどコメントを入れる。この原稿、ACL あるいは NAACL の Student Research Workshop の原稿(ショートペーパー)として4月前後に投稿するという選択肢はあったのだが、そこでは投稿せずに(トップカンファレンスではないが、本会議の)フルペーパーとして投稿する、ということにしたの、割と良かったように思う。ショートペーパーの書き方・フォーカスとフルペーパーの書き方・フォーカスは違い、後者を前者にすることは可能でもその逆は難しいのである。

あと、Student Research Workshop は対面の国際会議ならいろんな人に出会える(あと海外に研究費で旅行できる)チャンスなのであるが、国際会議がオンライン開催だと対面ほどにはネットワーキングしにくいので、あまり参加する意味がない、というのもある。これまで Student Research Workshop で発表した論文は、言語資源構築以外はほとんどリファーされていないので、ほぼ発表者の成長のために研究室(NLP コミュニティとして)投資する、と言うのが SRW に投稿してもらう価値なのに、そのポテンシャルが小さい、というのが気になるのである。(査読コメントの質を無視すると、ワークショップ論文を書くよりフルペーパーを書く方が、論文を書く学びとしては大きい、ということ)

デルタ株がじわじわと増えているし、国際会議がオンラインになるのも今年度いっぱいかなと思っていたが、来年度も対面・オンラインのハイブリッド開催にはならず、基本は全部オンラインになりそうな気がしている。

午前中は1時間ほどマルチモーダル機械翻訳のミーティングをして、その後2.5時間ほど進捗報告を聞き、13時からは定例の学科会議をして、15時からは共同研究の内部ミーティング。お昼ご飯の時間が全然ないほどオンラインミーティングが連続している。

夕方に少し一休みしてからメール処理したり、論文誌のコメントの続きを入れたり。