就活の前にやりたいインターン

意外に9月も色々やることがあって、思ったより時間がない。

朝は9:15から拡大 SD 学部教務委員。履修の手引を毎年この時期に更新しているのだが、去年に引き続き今年も少し全体に関する記述を変えたりする。思い立ったらすぐ変えられるならいいのだが、年に1回しか更新のタイミングがなく、そのとき発案できるように覚えておかないといけないので、記憶力が弱っている身にはハードルが高い。

午前中は大学院の集中授業(4日連続)のホスト。毎日学外の方に1日授業をしてもらう、というものである。初日は @takahi_i さんによるウェブ開発のお話。去年と同様、今年も初日に講義をしてもらい、残り3日は座学という構成になっているのだが、今年はご存知の通り対面授業ではなくオンライン授業になっている、というのが最も違うところである。Twitter で受講生の反応を見ていると、参考になったという声がいくつかあったので、今年もお呼びしてよかった。

今年は特に「(学生のうちは全力で研究を頑張ってほしいのだけど、そうは言っても開発力がなければ就職で評価してもらえるとは限らないので)できればインターンシップに行きなさい」というのを強調していただいたのだが、こういう内容は本当は B3/B4 で聞いてもらえるのが一番よくて、以前は B1 向けに南大沢で実施していた集中授業を B4 で研究室に来た学生にも聞いてもらっていたのであるが、いまは M1 で受けたら単位になる授業を B4 で聞くのもなあ、ということでスルーする人が多いので(同じ話を2回聞きたくない、というのは心情としては分かるのだが)、微妙な感じである。意味的には B3 の前期までの授業を受けてから聞いてくれるとちょうどよいので、B3 の夏季集中か冬季集中でできればいいのだが、なぜかうちは「ソフトウェア工学」の授業が夏季集中に入ってしまっているので、それを考慮すると冬季集中になってしまうので、なんとも言えないところである。(あと、大学院から来る学生もいるので、大学院での単位として存在することにはそれはそれで意味がある)

本当は B1 で以前やっていたような動機付けのトーク(1人の人に90分担当してもらう)、B3 でいまやっているような演習を交えたトーク(1人の人に3-4コマ担当してもらう)、そして M1 で最先端の話を中心にしたトーク、というように2年ごとに学外の人を呼んでオーガナイズできるのが一番よいのでは、と思うのだが、うちのカリキュラム的には情報科学科になってから学んだ学生が TA になってくれるくらいのタイミング以降(2022年度以降)でないと、なかなかそのように変えることができなさそう。あと、このようにオーガナイズするのがベストだと分かっていても、あまりこういう仕事は学科内では評価してもらえないので、ほとんど自分の自己満足なのであるが……(でもうちの学科の学生には、せっかく本学に来てくれたののだから、しっかりした実力を身につけて、各界で活躍してもらいたいと思っているので、ボランティアでもやるが)。

合間合間に時間を取って今週締め切りの国際会議の原稿2本にコメントを入れる。大体収束してきた気がするが、毎日見ている気がする。