質問はブレイクアウトセッションで

本日は大学院の集中授業の2日目。この授業の問題は、自分が担当教員に入っていないので直接履修者に対して連絡を取る手段がないことであり、来年度は担当教員を変えてもらうことを依頼している(大学院教務委員を通じて連絡するのは二度手間になるので)。

さて今日も @syou6162 さんによる異常検知入門のオンライン授業。内容はご本人による記事が詳しい。昨日の授業にも聴講参加してもらったせいか、オンラインでもスムーズであった。この授業、去年は質問がたくさん出て大変だったので、TA を2名つけていたのだが、演習の時間になったら最初は学生がノーリアクション。ただ、途中から質問受付用に @syou6162 さんのいるブレイクアウトルームを作ったら、履修者が次々にブレイクアウトルームに行くことを希望して、一時は約半数の学生がブレイクアウトルームに行ったので、TA 1人につき1部屋を作成して分散させることに(学生は2:1:1になるように分割)。やはりうまい具合に質問をしてもらえる環境作りが大事なんだなと思ったりもする(学部生の授業じゃなく、大学院生の授業なので、本当はお互いに教え合うような環境にするのがいいのだと思うが)。あと、Zoom を使う限界かもしれないが、交通整理をするホスト役がいないとブレイクアウトルームの機能があまり役に立たないのだが、使い方が難しいように思う。

ちなみに、恐らく Google Meet でも同じようなことができて、相談用の会議室を何個か用意しておいて、事前にアドレスを共有しておけば、講師・TA・受講生それぞれ自由に出たり入ったりすればいいので、その場合はブレイクアウトルームに振り分けるホスト役は不要だし、どの会議室の様子も随時把握できるので、講師側の帯域的に問題ないなら、そうすればいいんじゃないかと思った。Zoom で同じようなことをしようと思うと、事前にブレイクアウトルームを必要な数だけ作っておき、受講生を全員共同ホストにすればできそうな気がするが(共同ホストは自由に部屋に出たり入ったりできる)、そこまでして Zoom を使いたいか、という問題がある。

昼には GPU の検収を受ける。今年は新しい GPU を買う年にするつもりなのだが、予算がどれくらい使えるのか不透明なので、少しずつ買い足している。去年は国際会議の旅費でヒーヒー言っていたのだが、今年は旅費があまりかからなさそうなので、計算機に使うことはできるのだが、古くなってきた学生の Mac も更新したいので……。

合間合間の時間で今日も今日とて国際会議の原稿3件にコメントを入れる。short paper だとすぐコメントが返せるが、full paper だと(脳内に内容をロードしないとコメントできないので)細切れの時間にやろうとするとオーバーヘッドが大きく、結局落ち着いてからでないとなかなかできない。まあ、どれも収束してきているので問題なさそう。