2年間かけて治療が一区切り

午前中はかかりつけの歯医者に。実は2018年4月からインビザラインという歯列矯正(マウスピース)をしていて、その治療が2年かけて今日でようやく終わったのである。保険適用ではなく、そこそこ高額(結局全部で80万円強かかった)なので学生のころはやりたくてもできなかったし、若いときしかできないものだと思って諦めていたが、40歳超えても普通にできるようなので、海外に行く前にやろうと思ってやってみたのである(2年前から、在外研究の計画を立てていた)。

歯列矯正で気になったのは、歯を動かすスペースを作るために健康な歯を抜かないといけないことがあるということだったが、インビザラインだと大体歯のエナメル質をコンマ数ミリくらいずつ削ってスペースを作って動かすようで、結局自分は埋伏していた親知らずを2本抜いただけで、それ以外の歯は抜く必要がなかった。食事の時以外は24時間つけておく必要があるが、歯は少しずつ移動させるので特に痛いということはなかった。つけ始めた最初の数ヶ月は慣れずに喋り方が変になっていたが、それ以降は特に喋るときに困ることはなかった(しかし英語を喋るみたく普段と違う口や歯の使い方をする場合には喋りにくかったので、やはり普段とは違うようである)。

父の歯もジルコニアにしたと聞いたし、自分もほっておくとそうなるのかと思い、自分の歯で70歳までいられるならここで一度数年我慢してもいいかと思ってやってみた。全部が全部理想通りというわけではないが、まあ満足。ここからさらに2年くらいは保定しないといけないが(その間マウスピースはつけ続ける必要はあるが)、通わないといけない頻度も少なくなるし、日本にいる間に治療が終わらないと困る、と思っていたのですが、一つ肩の荷が降りた(結局新型コロナウイルスの影響で、どこにも行けないのだが)。

昼から出勤してまずサーバ室へ。ここ数年はあまり GPU を買い足しておらず(年2枚ずつ、メモリのある GPU を増やしていた)、GeForce GTX TITAN X と 1080 Ti がまだまだ現役なのであるが、さすがにそろそろ入れ替えていこうということで、Quoadro RTX 8000 の評価機を貸してもらう。メモリが 12 GB から 48 GB に4倍となったのでバッチも4倍にすることができ、速度も2倍くらいとのこと。費用対効果を考えると微妙なところであるが、メモリを使う実験をする人も増えてきた(大容量のメモリのある GPU でない動かない実験がある)ので、今年はこれを4枚くらい入れようかと思っている。

午後は当初面談。大体その年の予定を書くのだが、すでに決まっていることを中心に書くことにしているので、基本的に毎年当初の予定は達成されることになっている。もっとも、今年からはあまり細かく申告する意欲がなくなった(そもそも評価者によってはちゃんと見ていないことが分かった)ので、最低限の記述にしているが……。

夕方は会計処理。少しずつ今年度の予算が使えるようになっているのだが(上記の GPU もそのために調整中だが)、国際会議のキャンセルに伴う返金処理だとか、今年はイレギュラーなことが多くて仕事が増えている。