キャンパスでないとできないのは書類

一応36度台前半まで下がったのと、今日は月末処理で出勤する必要があるので、大学に出勤。

午前中は進捗報告の前に学生たちに書類を書いてもらったりする。昨日から、学生→指導教員→学科長→学部長→学科長→指導教員→学生、というように申請・承認リレーをしなくてよくなって、指導教員が管理していればよいということになったので、とりあえず1日8人を上限に研究室に来てもよいことにしたのである。正確には、80m2の部屋と40m2の部屋とあり、前者は最大で8人、後者は最大で4人、ということだけど(半径2m弱の距離を取ろうと思うと、1人あたり10m2くらい必要なので)。こんなに学生が研究室にいるのは久しぶりで、少し感動する。

進捗報告はオンラインで参加する学生と研究室で参加する学生と半々であったが、やはり環境が揃っていないのが微妙なところで、オンラインでやるなら全員オンライン、オフラインでやるなら全員オフラインがもっとも公平でいいのではないかと思ったりする。オンラインまたは現地参加のどちらかがマイノリティになるような偏りがあったほうが、環境を揃えるという意味ではスムーズだが、マイノリティ側にだいたい不利益があるので、いいか悪いかはなんとも言えないところである。人数が多いと三密になるだけでなく後ろの方の人は声が聞こえない・プロジェクターが見えないという問題があるので、後期は20人以上いる全体のゼミ(研究会や論文紹介)はオンライン、5-6人くらいのグループミーティングはオフライン(研究室で対面で行う)、というような形がベストかなと考え始めている。

昼はひたすら会計処理。国際会議の締め切り直前にやることではない気がするが、6月末までに出さないといけないので、仕方ない。本当はもっと前に出せればよいのだが、予算の配当時期が例年6月以降にちょぼちょぼ来るので、これは毎年回避しようがない。しかも今年度は会計システムが変わり、予算配当前でも配当が確実な予算については先に書類を出しておくということができなくなってしまい、配当されたあとの予算しか処理できないので、予算でパズルゲームをやっている感じである(MacBook Pro 16インチを買ったのが一番予算を圧迫しているが、これがないと MacBook 12インチではオンライン授業やオンラインミーティングにかなりの支障があったと思われるので、必要な経費であった感)。

午後は機械学習のオンライン試験。これまで90分弱で解いてもらっていた試験を今回は45分で解いてもらうことにして、授業の前半は講義のまとめを話したりしてからスタート。最後の10分は、解答用紙を写真で撮影して Google Classroom にアップロードしてもらう時間。もっと手間取るかと思ったが、最終的には全員ちゃんと提出できていたようであった(提出できない人は電話ちょうだいね、ということにしていて、何回か研究室の電話が鳴ったが)。ただ、対面でやったほうが実施は遥かに楽なので、試験はオンラインでやるべきものではないな、と強く思う(採点をしたら、さらにその思いが強くなるかもしれない)。ちなみに、他の授業は期末課題は全部レポートにしてあるし、この授業も期末課題はレポートにしてある(オンライン試験をやる経験を積むために、1科目だけやってみた)。