若者に教えてもらうことばかり

今日は朝から南大沢キャンパスで学部入試の後期試験。後期試験なので2科目だし、何事もなく終わるかなと思ったら、2科目目で問題の補足説明の板書が(2回も)あって緊張感が走る。とはいえ、前期試験は主任監督員だったのに対し、今回は主任ではなかったので気楽なものである(主任の方が忘れていたり、間違っていたりすることを指摘したりするのが主な業務)。

昼は日野キャンパスで学部教務の仕事をしたり、メール処理をしたり。TA 関係の調整をひたすらする。TA がいないと学部の演習・実験が成り立たないので、やってもらえる学生には感謝しかないのだが、学部教務委員もそれなりにやらないといけない仕事がある(調整や書類ばかりだが)。

夕方は企業の方が情報交換(遊び)に来てくださったので、色々と思っていることを聞いていただいたり、他所のお話をお伺いしたり。最近は学会・研究会の懇親会どころか昼の部にすらほとんど参加していないので(保育園の集まりには参加しているが)、こうやって日野にまで来て(そして話まで聞いて)いただけるのはありがたいことである。

うちの研究室のコンセプトとしては、学生が勝手に外で学んできて、研究室では学生が教員や他の学生に(同期や後輩に、というだけではなく、先輩に対しても)色々教えてくれる、というものなので、学生はどんどん外に出て行ってほしい。下の学年ほど元気であちこちで活躍する(「あの研究室に、こういう学生がいるらしいよ」と噂になるくらい)、というのが研究室として理想的な姿だと思っているのである。そういうのができるように、教員としては外部とのコネクションを作ったり、予算を取ってきたりするのが仕事だと思う(NAIST 松本研はそういう意味で松本先生にたくさん機会を作っていただいて、感謝しかない)。