オープンな議論とクローズドな議論

妻は出勤日なので上の子は保育園に連れて行ってもらい、自分は下の子と家でお留守番。もうだいぶ首もすわってきて、抱っこ紐も縦抱きで使えるようになってきた。

iPhone で自撮り。

あと、そもそも下の子は夜に6時間くらい寝てくれるので、いまは妻も自分も22時ごろ就寝して、あとは夜中に泣いて起きたらまず自分が起きて対応し、妻も起きてきたら引き継ぐ、というような運用になっている。妻が起きてくると、なぜか上の子も起きてきて心配そうに母の近くで寝ているのだが、一人で寝ているのは不安なようである。父と一緒に寝たらどう、と言われても「パパと一緒は嫌」と拒否されるが……(正確には、父と寝ること自体はそこまで嫌ではないが、父と寝てしまうとそのあと熟睡してしまい、母が下の子の対応を終えて「一緒に寝よう」と声をかけても起きることができず、そのまま朝まで父と一緒に寝てしまうのが嫌だそうだ)。

下の子が寝ている間、ひたすら国際会議の査読をしたりする。今回、(自らのものや、他の査読者のものを含め)査読の内容を Twitter に投稿したりしているっぽい人を何人か見かけたのだが、さすがにそれはアウトではないか? まあ、どの論文に対するものか、というものを明記していたら確実にアウトだとして、どの論文に対するものか、を伏せていたらグレーなのかもしれないが……(それにしても他の査読者が書いた内容っぽいものをオープンなところで書いてはいけないような)。他の査読者の名前が見える場合と見えない場合でまた違うのかもしれないが、ちょっとびっくりした。

ちなみに、どの国際会議の査読をしているか、ということすら、それが分かっていると懐柔できる可能性があるので事前に明かすべきではない、という考えの人もいるくらいだが、自分としては、どの論文を担当できるかは査読者ではなくプログラム委員長および分野長が決めるもので、分野長は事前に公開される情報なので、どの国際会議の査読をしているかは別によいのでは、と思っている(これがダメだとすると論文誌の常任査読者もそもそも論文誌側が公開すべきではないという話になりそうだが、たとえば TACL は常任査読者リストは公開しているし、国際会議によってはプログラム委員を事前に公開している場合もあるので、これについては研究者間で合意がないように思う)。