AI のブームで人気爆上がり

今日は大学院入試の日である。とはいえ、うちの研究室は最近博士前期課程は夏季入試だけしか受け付けていないので、冬季入試を受けたいと言われても断る以外の選択肢はなく、博士後期課程の審査だけすればいいので、平和である。とはいえ、今日は自分が指導教員の学生の面接が1名、それ以外の面接が4名で、面接だけで3時間。そこそこ時間が取られる。

最近のいわゆる AI ブームですっかりうち(情報科学科)も大学院の人気が上がり、博士前期課程はかなり厳しい戦いになっている。同じく「情報」と名前がついていても、隣の「電子情報システム工学科」は以前と同様らしいので、情報系がブームというよりは AI ブームなのだろうと思う。

NAIST も博士前期課程の合格者の TOEIC 平均が670点だそうだが、自分が NAIST にいたころと比べて TOEIC の点数で100点くらい上がっていると思うし、首都大もあっという間に同じような感じになった感がある。学部生には「大学院受験では他大学の人と戦うのだから、TOEIC は600点は取ろうね」と言っている(これでも内部生的には厳しいハードル)のだが、いまそのように伝えている学生たちが大学院に上がるころには TOEIC 700点はないと外部生に勝てないのではとも思ったりする(電子情報システム工学科の話ではなく、情報科学科の話であるが)。東大にいたころは内部進学の学生が普通に大学院試験に落ちていたりして「厳しいなあ」と思ったものだが、首都大もそういう時代になったということか。

合間合間に3時間ほど論文にコメントをしたりなんだり。入試の日はそこそこ時間が取れる。いつもこれくらいだといいのだが、着任してから2年くらいしかそんな余力はなかった……。