相談ができる人ほどよく伸びる

今日は本来秘書さんに来てもらってスーパー事務処理タイムをする予定だったが、部屋の Wifi が使えない問題を解決することができず、出勤日を月曜日延ばしてもらう。結局 Google Nest Wifi でやるワークアラウンドを考える時間がないので、iMac から有線で外につなぎ、インターネット共有で秘書さんの Let's note を使ってもらうことにし(て iMac の MAC アドレスを登録申請した)たのだが、どうするのが正解なのかよく分からない。しかしこうするとプリンタにネットワーク経由で印刷ジョブを送ることができず、USB 接続しないといけないので、毎回つなぎ変えるのが面倒くさい(よくよく考えるとネットワーク経由でプリンタ共有できるのだが、どうも USB 接続だと何回か印刷するとプリンタの調子が悪くなって再起動しなければならないようで、結局別の面倒くささは残る)。

お昼からは4月からの研究生(そして10月から博士後期課程に入学)希望の学生と面談。既に修士で機械学習についても研究をしているので、話が普通に通じる。やりたい研究テーマがうちでやりやすいテーマかどうかはよく分からないのだが、うちに来てどうやればうちの研究室の環境が最大限活用できるか、ということを話ししたりする。結局、図書館にこもって一人で何かするのが好き、みたいな人はうちの研究室の環境ではなかなか研究成果につながらないので(NAIST 松本研みたいなところであればそれは関係なかったし、逆にコアタイムがあって強制的にチームで研究をするような研究室でも疑問の余地はないのだろうけど)、可能な限り研究室に来て色んな人と話してみて、その場その場で最適な人と一緒に研究するといいんじゃないかな、みたいな話をしたりする。これまでの経験上、周囲の人に小まめに(教員との間は週1回のミーティングがあるので、それ以下の頻度で周りの他の学生に)相談しない人は、うちの研究室に来てもなかなか研究進まないんじゃないかな~、とも思うし……(研究室の環境依存の話だが、うちの研究室はどうしてかそういう環境のようである)。

結局最低限の論文の書き方(最初の査読つきの国際会議または論文誌にアクセプトされるまで)については研究室で手取り足取り教えるわけだけど、そこから先は自分で進んでいくしかないので、「ここから先は手を離すよ」とちゃんと伝えた上で、そこまではガイドをつける、というやり方にしている。全くガイドをつけないのも不親切(教師なし学習でも学べる少数の超人以外は全滅する)だし、全てにガイドをつけるのも教育機関としては本末転倒(未知の事例に対応できない人を輩出しても、卒業直後は貯金があるのでなんとかなっても数年経ったら通用しないスキルしか残らない)だと思うので。

午後は卒論にコメントを入れたり、メールや事務処理をしたり。最近、下の子の子育てをするようになり、あまりキーボードが触れなくなったのがきっかけで Slack も使うようになっていて、Slack のよさというのも分かるのだが、研究のことより事務処理の方が Slack に向いているのではないかなぁと思ったりする。ぶっちゃけほとんどの事務処理は年度を跨いだら全て忘れていいような性格のものなので、むしろ過去は積極的に捨てた方がいいような……。