研究は裾の広さに意味がある

金曜日なので出勤。

午前中は機械翻訳グループのミーティング。4月に1回対面でやりたいと思っているのだが、15日はちょっと都合が悪い、という人がいたので、22日の方を対面にすることにしたのである。

自分は元々対面にそこまでメリットを感じていなかったのだが(オープンソースソフトウェア開発でも、基本的に対面で一緒に仕事をしないで開発していたし)、ここ2年間の研究室でのアウトプットを考えると、少なくともうちの環境では、ある程度対面を入れないと研究水準の維持が難しいのではないかと考えている。外と繋がっている学生が多いならあまり問題はないのだが、うちは外と繋がる学生が少ないので、研究室の中で雑談をするような環境を作らないといけなかったのである。進捗報告とかそういう時間だけオンラインになればいいのは参加者目線では楽なのだが、研究としてはそれ以外の一見無駄に見えるところに意味があることがあって、そういう仕組みを入れておかないといけないのではという感想。(裾野が広くないと高い山にならないのに、裾野は無駄が多いと上のところだけ切り取ってしまったら、結局山が低くなってしまう)

午後は B2 人工知能の授業。先週は迷っていて B2 に Slack を使ってもらっていなかったのだが、今週は Slack を使ってもらう。B3 以上の授業だと Slack を使ったことのある学生がほとんどでスムーズだったのだが、B2 の授業だと Slack が初めてという人もいて、Slack に慣れてもらったりする。

夕方はサーバ管理。本当は丸一日時間を確保して一気にやってしまいたいのだが、1回1回は1時間くらいしか時間が使えないので、今日は GPU を2枚だけ入れ替えて元に戻す、とか、今日は HDD/SSD を設置する、みたいなのを何回もやるしかなく、全然新しいサーバが使えるようにならない(汗)