教室の最後尾まで届く声

2限は機械学習の授業。今学期はノートテイクの学生2名のほか、音声認識のアプリも使って情報保障をしている。そもそも全ての授業で音声認識をオンにすればいいのに(聞き逃した人や休んだ人も、100%とは言えないが内容を確認できる)、と思うのだが、なかなか世の中はそうなっていない。まあ、精度に目をつぶったとしても、毎日ちゃんと動くシステムを運用せよ、となると数千万単位の話になったりするだろうし、仕方ないだろうけど。

昼から南大沢に移動してアルゴリズムの中間試験。どうもこの授業、補講を欠席すると成績に影響しますかだとかの(毎回授業で何回も説明している)授業内容に関係ない質問をしてくるのがほぼ決まって電子情報システム工学科の学生なので、何か理由があるのだと思うが、情報科学科の学生が前の方に、電子情報システム工学科の学生が後ろの方に座っていて、後ろの方に声が届いていないのだろうか?一応毎回授業中に一番後ろの座席まで歩いて音声とホワイトボードの文字の見え方のチェック等はするのだが、人数が多いと難しい。

午後は日野キャンパスに戻って M1 の進捗報告を聞く。金曜日が週の最後なので、いつもこの進捗報告のラストのころには体力がなくなってヘロヘロになっている。ただ、経験上、進捗報告をどれくらいきっちりやるか(および、論文紹介をいかに丁寧にやるか)が、翌年の M2 の研究成果に直結しているので、手を抜かずにやらないとなぁ。ちなみに、B4 から M1 にかけての研究成果は、基礎勉強会をどれくらいしっかりこなしたか、というのときれいな相関関係がある。基礎勉強会は単なる勉強で、研究とは違うので、本当は研究をする能力と関係ないのでは? と思う(思いたい)のだが、うちの研究室の研究スタイルだと B4 のうちはメンターにくっついて研究する形になっているので、そのやり方と相関があるのかもしれない。