認定が学科単位でされている

大学祭の前日で準備日ということで授業が休講に。

午前中は NAIST 時代の後輩の人生相談に乗る。そういえば NAIST にいたときも、松本先生のところにちょくちょく卒業生が訪ねてきていたが、こうやって話しに来られる場所があるっていいことだな。そういう環境を残しておく、というのも自分の役割なのかな、と思ったりする。

お昼からはオフィスアワー。進捗報告が不定期になったので、これまで進捗メモを日付ごとに書いていた(誰の報告かはタグ等で管理していた)のだが、学生ごとに進捗メモを分けたところ、前回までの流れがすぐ把握できるようになり、便利になった(前回の進捗報告で何をすることになっていたか、というところから確認できるので)。最初からこうしておけばよかったのだろうか……。

午後は研究生の希望者と Skype で面接。外国人の留学生に関して、研究生の希望者が多過ぎるので、すでに来日していて日本語学校に通っている人は一律研究生への出願は不可にしているのだが、逆に日本で日本語学校に通っていなくても日本語能力試験1級を持っている人は、かなり努力して日本語を習得したということが分かるので、受け入れてもいいなと思っていて、事前にこうやってビデオ電話で話しているのである。

ただ、うちは制度上研究生をしても大学院の合格率が上がるわけではないし、文科省国費留学生以外の留学生を研究生として受け入れるのはリスクが高く、あまり受け入れたくはない。とはいえ、4月から来てもらわないと基礎勉強会に出られないので、痛し痒しである。

夕方は教職関係の打ち合わせ。毎年この時期になると文科省関係の書類をいろいろやらないといけないので、憂鬱である。もう少し教職を履修してくれるといいのだが、今は履修者ゼロの年もあるからな……。

ちなみにシステムデザイン学部には情報科学科と電子情報システム工学科という情報系の学科が2学科あり、多くの講義をシェアしているのでどちらの学科に入っても情報関係の勉強ができるのだが(研究的には、電子情報システム工学科はネットワークやハードウェア関係の人たちメインなので、選択肢は少ない)、教職だけは情報科学科に入らないと取得できない(電子情報システム工学科に入って他学科聴講で教職関係の単位は揃えられるが、規定上電子情報システム工学科の学生は教育実習が受けられないため、事実上免許が取れない)ので、教職が取りたい人には唯一の選択肢であり、もう少しアピールしてもいいかな、と思っている。

以前は「システムデザイン学部システムデザイン学科」だったので、どのコースに入っても教職が取れたのに、いまは「システムデザイン学部情報科学科」と別れたから他学科に入るとダメ、というのはかなりのトラップで、こんなところに影響があるとは思わなかった。