荒川と日野キャンパスの真ん中に

午前中は B3 の情報理論の授業。最後の授業でそれまでのまとめだったので、ヤフーが主催する Hack U 2019 Tokyo というイベントを紹介したりする(エントリー〆切の前日であったが)。今年うちの研究室に来た B4 の1人が、自分の B2 の授業でヤフーの人に来てもらって Hack U の宣伝をしてもらったのに興味を持って参加して、レベルの高い学生たちに圧倒された(のもうちの研究室に来ようと思ったきっかけの一つ)と言っていたので、今年も紹介しようかと思ったのである。

午後は B3 の後期の必修の授業であるプロジェクト実験のガイダンス。5つあるテーマそれぞれの説明を聞いて、定員の制約(上限と下限)を満たすように学生間で調整するという時間なのだが、成績(GPA)による殴り合いになる研究室配属と違い、基本的には話し合いで決めることになるので、学生たちが右往左往したり、最後にはジャンケン大会になったり。年によってどのテーマが人気なのかは結構変わるのだが、今年は圧倒的に情報系のテーマが人気で、かなりの人数が通信系のテーマに動いた(動かざるを得なかった)模様。大学院の人気も最近は情報系が過熱しているので、一過性のものではないと思うが、今年度の研究室配属もドラマが生まれそうである。

夕方は東京外国語大学に移動して、科研費の分担をしていた関係で10月に秋葉原キャンパスにて開催予定の公開セミナーに関する打ち合わせ。最低1回は対外発表をする、ということを約束していたのだが、結局科研費の期間の3年間では1回も発表できず、1年延長した期間でもできず(たまたま年に1回自分に許された国際会議の参加の日に公開セミナーが開かれたので、参加できなかった)、ようやく今年公開セミナーをすることになったのである。そもそもこれまで4年間この研究テーマをやりたいという人がいなかったのが、対外発表がなかった原因なのだが、今年度は B4 の1人がこの研究テーマをやりたいと言っていて、すでに研究もスタートさせているので、これなら公開セミナー開かなくてもよかったのでは……と思わなくもないが、これでしっかり一区切りできるし、悪いことではないと思っている。

東京外国語大学に行ったのは初めてだったが、東大の馬場のすぐ近くで、馬術部時代には実家から自転車で ICU の横を通って毎日通っていたあたりなので、これなら家から余裕で通えるなぁ、と思ったりする。日野キャンも、東外大や学芸大、農工大、電通大あたりの場所にあると自分としてはありがたい(どこも車なら20分以内、自転車でも通えなくもない距離)のだが、いずれも総合大学ではないし、首都大は総合大学としても良さもあるし、都心からの距離については仕方ないとも思う。荒川キャンパスと日野キャンパスと南大沢キャンパスの3つに分かれているの、荒川キャンパスと日野キャンパスを統合し、2キャンパスのちょうど中点の三鷹あたりに新キャンパスを作ってくれると(田無の東大農場のあたりでも可)俺得なのだが……。