日野キャンに高校生が来てくれる

本日は土曜であるが、高校生向けのオープンキャンパスのため日野キャンパスに出勤。

午前中、11時過ぎに研究室に行くと、すでに人だかり。他の先生に聞くと、情報科学科の説明会は立ち見が出るほどの盛況だったそうで、かなり注目されているようだ(速報値によると、前年比20%の人出だったらしい)。

午前中から午後4時まで、結局ほとんど人が途切れることなく、ずっと喋り続けていた(40人以上)のだが、大体生徒と保護者が半々ほどで、本人か親かの少なくともどちらかがとても熱心で、話していて「ああ、これは来年からもっとちゃんと話した方がいいな」と思ったりする。実は去年までは全部研究室の学生に(アルバイトとして)説明してもらっていたのだが、高校生(特に1-2年生)や保護者に向けてちゃんと説明することが、将来に向けてとても大事だと思うのである(特に本学に来てほしいとか、うちの学科に来てほしいとかいうのではなく、情報科学科がどういうことをしているのか知ってほしい、ということだが)。

高校生の中には熱心な生徒も何人かいて、いろいろプログラムを書いているとか、深層学習について勉強しているとか(線形代数微分積分について勉強しつつ)、情報科学科の具体的なカリキュラムについて「この授業では何を学びますか」と質問してくれたり、こちらも話し甲斐がある。もう少し余裕があれば、長期休暇の期間に大学に来てもらって何か手を動かしてもらったりできるのだが(実際、研究室の1年目はしていたのだが)、現在の研究室だと、学生数が半分にならないと無理である。

ちなみに、やる気のある高校生は、NAIST のスプリングセミナーに参加してもらうのが一番いい気がしている。あるいは情報科学若手の会に行くとか。見学していた高校2年生に勧めたら、すぐその場で申し込んでいたようで、頼もしい。こういう情報も知らないとアクセスできなよなぁ、と思い、ちゃんと毎年大学説明会をした方がいいな、と思ったりする。(あと、未踏も知らなかったようだ)

先日の夢ナビライブで質問してくれた高校生も来てくれていて、嬉しく思う反面、せっかく日野キャンパスまで来てくれたのに、デモをちゃんと準備していなかったのが反省点(評価極性分類のデモしか動かない)。内部進学の M1 は、卒業研究の成果をデモにする、というのを来年度は義務付けようかと思っている(外部から来る M1 は基礎勉強会があるので、その代わりに)。一応ソフトウェアデータは公開してもらうようにしているので、研究成果のアピールのために、デモも作ってほしい(就職活動のときにもいい宣伝になる)。

夕方は変分ベイズ勉強会のキックオフ。変分ベイズを用いた論文を最近読んでいるのだが、基礎知識が不足していてよく分からず、自然言語処理のための変分ベイズ法を読んでも腑に落ちないので、時間を取って(研究室として)勉強するべきかと思ったのである。機械学習の勉強会、なかなかうちの研究室では定着しないので(一つ一つに時間がかかり、エンドレスになりがちだけど、時間で切りたい人が主流である、というのもある)、ここで全員とは行かなくても一部に機械学習のグループができるといいなと思う。